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福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

絹干神社の境内にまつられる四基の庚申塔群 福岡県鞍手郡小竹町新多

小竹町の新多(にいだ)という地区に絹干神社(きぬぼしじんじゃ)が鎮座します。境内に四基の庚申塔がまつられていました。

拝殿にむかって左側に屋根付きで、六基の石塔がまつられています▼ おそらくそのうち四基が庚申塔です。「おそらく」というのは、四基のうち一基は風化により刻まれていた文字がまったく判読できなかったためです。下の写真だと一番右側の石塔が「おそらく」庚申塔です。その形状や、他の庚申塔とともに一箇所に祀られていることから、庚申塔だと考えます。

場所:福岡県鞍手郡小竹町新多

座標値:33.693314,130.681157

 

庚申塔の概略図・配置図を下に示します▼

①から順番にご紹介します。

 

①(記銘・建立年不明)

 

②庚申尊天、□□二天、□月□。元号の部分がみえなくなっています。建立年は不明です。

 

 

③庚申尊天、享保十五、六月廿五(三?)。享保十五年は西暦1730年、干支は庚戌(かのえいぬ)です。

 

 

④□□□庚申尊、□□五(三?)、二月(三月?)。ほとんどの文字がみえなくなっています。建立年はわかりません。かろうじて「庚申」という文字が確認できるという状態です。台座の部分に庚申講メンバーの名前が刻まれているようです。