福岡県北九州市小倉南区の朽網(くさみ)という地区に昭和池があります。この池の近くにお堂が建てられており、お堂の両脇に二基の庚申塔が祀られていました。前回の記事では、その一基をご紹介しました。今回は二基目の庚申塔をご紹介します。
場所:福岡県北九州市小倉南区朽網東
座標値:33.797705,130.949641
二基目の庚申塔は、お堂にむかって左側に祀られていました。
自然石の表面に「庚申塚」と大きな文字が刻まれています。庚申塚の文字の右側に「寛政」の文字が見えます。また左側には「二月吉」までの文字が見えます。
石の下部分は苔でおおわれており、「寛政」何年につくられたものであるか、文字を確認することができませんでした。寛政は十三年まであり、1789年から1801年の期間つづいています。この期間…1700年代末につくられたことは推測できます。