福岡県北九州市小倉南区の朽網(くさみ)という地区に、昭和池という大きな池があります。この池へと続く道沿いに、周防灘へとそそぐ川が流れています。川のそばに下の写真のような小さなお堂がたてられています。このお堂のそばに二基の庚申塔がまつられていました。
今回の記事では、その二基の庚申塔のうち一基をご紹介します。
場所:福岡県北九州市小倉南区朽網東
座標値:33.797767,130.949656
縦長円柱型の自然石の正面に「猿田彦大神」と刻まれています。猿田彦大神の文字にむかってすぐ右側に建立年らしき文字が刻まれているのが確認できます。ほとんど判読が困難です。おそらく「文化六」という文字が刻まれているようです。
文化六年は1809年で、干支は「己巳(つちのとみ)」です。