福岡県遠賀郡の海岸に、大きな洞窟をもった岩山があります。洞山(どうやま)という場所で、名前は前から知ってはいたけど、実際にいったことがなかったので、時間のあるときに散歩がてら行ってみることにしました。
前情報として…
1.大きな洞窟がある
2.その洞窟は神功皇后が放った矢が岩山を貫き、広がったもの
3.徒歩でしかいけない
4.釣りをするいい場所
…というものをもっていました。
google mapで見ると↓こんな感じ。
ふたつポッコリ岩でできた小山が海に浮かびます。手前の比較的大きな方が堂山、奥の小さな方が洞山と書くそうです。ふたつ合わせて洞山と呼びます。今は陸地とつながって歩いて渡れますが、以前は離れ小島だったんだそうですよ。
なんだか、小さな離島だったり、こういう島っぽいところの航空写真を眺めていると、好奇心をくすぐられます。実際いくとどんな場所なんだろう。
↓こちらは小さな山のほうの洞山。その名前の通りにぽっかりと立派な洞窟が彫られています。
↓洞山へは、堂山手前の駐車場に車を停めて、歩いていくことができました。
↓駐車場から、漁港の横を進みます。
↓公衆トイレがある広場に出ます。ここからは、防波堤を乗り越え、磯へ降ります。
高さ10m、幅12m、奥行30mの洞穴。
周辺は、千畳敷と呼ばれる平らな岩盤で、いい景色です(参照:洞山 - 芦屋町)
現在地から洞山:Google マップ
この洞山はどうやってできたのか?ネットで調べてみたけど、ピンポイントの情報はなさそうでした。海蝕洞なのかな?人の手で掘られてものなのかな?
どうも、この芦屋のあたりは芦屋層群と呼ばれる地層で作られてるそうで、たくさんの化石が発見されてるそうですね。
この岩の層は、今から3千万年前の古い地層で、斬新世古第3紀末の代表的なものです。ここは化石の宝庫となっており、二枚貝、巻貝、カニ、ワニ、サメ等浅い海に住む生き物や大型の飛べない鳥、プロトプテルム(ペンギンモドキ)の化石も見つかっています。(参照:北九州ぐるりん観光ナビ【芦屋層群】)
たしかに、芦屋や若松のあたりは内陸に少し入った場所でも、岩山を掘っていくと、貝の化石が高頻度で見つかります。小さいころによく化石探しをやっていました。化石探しって、夢中になると丸一日でもがんばれてました。
芦屋では「夏井ヶ浜はまゆう公園」という場所で化石探しができるそうですね。子どもと一緒に行ってみよう。(参照:化石発掘は福岡でもできる!芦屋層群で子供と無料で楽しんできました。)