福岡県に来てから、はじめて庚申塔(こうしんとう)を見つけることができました。大きな銀杏の樹のそばにある史跡です。
Googleマップを何気なしに眺めていると、この場所に「猿田彦大神」という文字がみえました。猿田彦大神とは懐かしいひびきです。
福岡県道27号線を遠賀川沿いに南へ進んでいきます。九州自動車道と27号線が交差するあたりで、遠賀川は大きくふたつに分岐。南南西への分流沿い…左側にこんもりと樹が密集した場所が見えてきます。
この場所には大きな銀杏の樹がありました。
花の木堰(はなのきぜき)のおおいちょうと呼ばれる、樹齢1000年の銀杏の樹です。この銀杏の樹のすぐちかくに立派な庚申塔が祀られてました。
大分県でよくみつけられる庚申塔ですが、福岡県ではとんとみつかりません。こんなところで見つけられるとは、なんともうれしい出会いです。
仕事帰りで、もう日は暮れかかっていました。わずかな光を頼りに、三脚を立てて2秒ほど露光をして撮りました。
すぐそばは帰宅ラッシュで車通りの多い県道ですが、この場所だけはひっそりと、気持ちの静まる雰囲気が漂っていました。