熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の3つの神社の総称である熊野三山(くまのさんざん)。この熊野三山の分霊が祀られている森に、熊野磨崖仏(くまのまがいぶつ)があります。
場所:大分県豊後高田市田染平野2546-3
↑徒歩1分と書いていますが、受付である胎蔵寺から、歩いて15分ほどかかります。
↓途中、鬼が一晩で築いたとされる石段を登りますが、これけっこうきつい登りです。乱積されていて転ばないよう注意します。
奥にある熊野神社よりちょっと手前で熊野磨崖仏が姿を現します。向かって左側の不動明王。
高さが8mだから、けっこうな大きさです。一般の不動明王のイメージと違ってやさしい印象の明王様です。
↓そしてこちらが大日如来。
頭の螺髪(らほつ)が精巧に彫られています。
どうしてこんなに山奥に彫ったのでしょう。けっこうな道のりなので、気軽に行ける場所ではありません。でもはじめてこの二つの像をみたとき、その大きさに圧倒されました。国東半島を代表する磨崖仏ですね。