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福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

高見神社の土俵と旧則松小学校の跡を探る 福岡県北九州市八幡西区則松

北九州市八幡西区の則松(のりまつ)という地区の話を、地元のかたにうかがう機会がありました。則松には現在の則松小学校とは別に、旧則松小学校があり、その旧則松小学校の「上のほうに」高見神社があるといいます。

 

高見神社では、毎年10月9日に「おくんち」と呼ばれるお祭りがあり、「おくんち」では相撲大会が開催されていたそうです。相撲大会に出場するとノートがもらえたので、子ども心に、とてもうれしかったということです。

 

現在も、高見神社が残っているのか調べてみると、Google map上で所在を確認することができました。

 

則松の高見神社:福岡県北九州市八幡西区則松七丁目

座標値:33.850196,130.719945

則松の高見神社:Google map

 

この高見神社に、相撲大会に使われていた土俵は残っているのでしょうか?また、旧則松小学校は現在どのようになっているのでしょうか?

 

まずは高見神社へ行ってみることにしました。高見神社の「一の鳥居」は地点(座標値:33.851694,130.721235)にありました。鳥居わきには、自動車が1台通れるほどの舗装道が神社方面へ伸びています。

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舗装道は神社境内にまで伸びています。三の鳥居前に、車を3~4台分駐車できる広場があります。三の鳥居をくぐり石段をのぼると拝殿がみえます。

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拝殿の右側に、目標とする土俵がありました。

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この土俵が「おくんち」の相撲大会で使用されていた土俵だと考えられます。

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土俵の状態がとても綺麗ですが、現在でも相撲大会は、この土俵をつかっておこなわれているのでしょうか?

 

こちらのブログ「八咫烏の声-則松 高見神社 前夜祭-」を拝読すると、少なくとも2017年時点では、高見神社で相撲大会はおこなわれているようです。

 

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冒頭部分でご紹介しましたが、現在の則松(のりまつ)小学校とは別に、昔は、高見神社の「下のほう」に旧則松小学校があったといいます。地元のかたの話によると、旧則松小学校は、「戦争中は日本軍の兵隊により、校舎の半分が宿舎として使用されていた」とのことです。

 

今昔マップで、高見神社ふきんを確認してみますと、高見神社の北北東、約250m地点に学校が昭和25年ごろまで存在していたことがわかります参照

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旧則松小学校の跡は、2021年時点では則松公園となっています。

 

則松公園の場所:福岡県北九州市八幡西区則松六丁目

座標値:33.852370,130.720986

 小学校の名残がないか、この公園にもいずれ行ってみたいと思います。