日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

五辻不動(ごつじふどう)からの眺め 大分県国見町岐部

撮影場所:大分県国東市国見町岐部

座標値:33.626560,131.604831

 

不動山(ふどうやま)に建てられている五辻不動(ごつじふどう)というお堂付近からの眺めです。国東半島の自然と周防灘(すおうなだ)を一望できる場所なので、以前に行ったときの写真です。

 

その日は空一面に雲がかかっていたのですが、朝日が昇って少しの間だけ写真のように、太陽の光が雲のすき間からさしてきました。そのスポットライトの部分に、周防灘を行き来する大型の船が通りました。少しの間だけでしたが、とても美しい景色でした。

写真をどこで撮ったのか 正確に記録をとる方法

史跡巡りをして、その写真を撮らせていただくのですが、後でその写真がどこで撮ったのか、正確な場所がわからなくなることがあります。街なかであれば、周囲に目印となる建物などがあるので、地図と写真を見比べて「この建物の近所にあったな」などと史跡があった場所を思い出すことができます。

 

しかし、周囲に目印がない山の中や、野っ原の中にある史跡だと、後から写真を見返してみても「あれどこで撮ったかな?この辺だったかな?」とよく迷うことがあります。

 

GPSロガーで位置情報を記録する

結論からいうと、わたしの場合は「山旅ロガーGold」というアプリを使用しています。「山旅ロガー(無料版)」の、有料版が「山旅ロガーGold」(¥400)です。ロガーというのは行動を記録してくれるソフトやシステムのこと。登山やトレッキングでGPSロガーという機械を持っていくと、その行動がこの写真のように記録されてとても便利です。

 

おそらく、写真撮影位置を記録するだけの目的なら、このようなアプリは必要はないと思います。スマートホンのGPSをONにして、スマホのカメラで写真を撮ると、位置情報が写真に記録されます。位置情報の精度がいまいちの場合、「設定」から位置情報のモードを「高精度」に切り替えれば、より正確に位置情報が写真に記録されます。

 

山旅ロガーGoldを使っている理由

わたしが山旅ロガーGoldを使っている理由は以下の2点です

・現在地が地形図上にリアルタイムで表示される

・撮影場所と写真に記録された位置情報のズレがなくなる

 

この写真は記録した後の画像ですが、計測中は「いま自分がどこから来て、いまどこにいるのか」が、赤い線で記録され続けているので、周囲に目印のない山の中でも迷うことがなくなります。町の中でも、地形図上に現在地が表示されるので、どこに小さな路地があるのか、神社があるのかなども詳細にわかります。

登山や史跡巡りをしているとき、自分のいる周囲の状況を地形図で確認できるのは、とても心強いです。

 

また、山旅ロガーGoldは「測定間隔」を自分の好きな秒数で設定できます。GPS測定間隔を短くすることで、撮影場所と写真に記録された位置情報のズレを極限までなくすことができます。測定間隔の設定方法は以下のようになります。

 

できるだけGPS測定間隔を狭める方法

山旅ロガーGoldのホーム画面の右上にある「i」のマークをタップします。

「i」マークをタップすると「測定モード」が「徒歩」「自転車」「超精密」の三つから選ぶことができます。「超精密」を選ぶと、「測定間隔の時間(秒)」の欄で自分で秒数を設定できます。わたしは10秒で設定していますが、一番短い間隔だと1秒でも設定できます。

細かくGPS計測が行なわれるので、電池の消耗も速いのですが、そのぶん正確な位置情報を得られます。

 

以上のような設定をして、「この場所で撮りました」という記録のために、スマホで一枚、”念のための”写真を撮るようにしています

 

GPS機能のないカメラでも位置情報が記録される(Googleフォト)

わたしはGoogleフォト(無料)を使用しており、撮った写真はすべてGoogleフォトにアップロードしています。Googleフォトにアップロードすると、位置情報が記録されている写真は、このような感じでgoogleマップなどの地図ソフト上に表示することができます。

スマホで撮った写真はもちろん地図上に位置が表示されるのですが、GPS機能のない一眼レフで撮った写真でも地図上に表示されます。一眼レフで撮った写真の時間情報と、位置情報を記録しているスマホの時間情報とを比較して、Googleが写真の撮った位置を合わせてくれているのだと思います。とてもありがたい機能です。

 

まとめ

・GPSロガーアプリでGPS測定間隔をできるだけ狭める

・スマホで記録写真を撮る

 

以上の2点を行なえば、正確な位置情報が記録された写真を撮ることができると思います。あとは自分の好きなカメラで撮っても、ちゃんと記録写真を撮っているので、「どこでこの写真を撮ったのかわからない」という状況を避けることができます。

 

(追記)

市販されているGPSロガーは3000円台のものから数万円のものまであります。数千円のGPSロガーだと、行動を記録してくれますが、現在地をリアルタイムで確認できません。現在地を確認できるGPSロガーは、やはり1万円以上はしてしまいます。

 

その点を考えると、400円という価格で普段使いできるGPSロガーアプリはありがたいサービスです。

山間の集落に祀られる興玉神(おきたまのかみ) 福岡県北九州市志井

JR日田彦山線の志井駅から、東へ直線距離で、約740m行った場所にあった庚申塔(こうしんとう)をご紹介します。地図で確認すると山間の集落に祀られていることがわかります。庚申塔が祀られる場所へ行くまでは、車がかろうじて離合できるほどの幅の農道を進むことになります。

場所:福岡県北九州市小倉南区志井

座標値:33.800010,130.881271

 

このような小さな集落に入っていくときは、わたしたちは明らかに部外者なので、いつもやや緊張しながら車を進めてゆきます。地元のかたらしき車とすれ違う際は、恐縮しながら道をあけます。

集落を貫く農道から分岐し、一件の民家へと進む道の脇に庚申塔が祀られていました。庚申塔の周囲は簡単な石垣が組まれ、庚申塔の前には祭壇と思われる平たい石が設置されています。

 

庚申塔には「興玉神(おきたまのかみ)」という文字がかろうじて確認できました。

建立年月の文字は、わたしは確認することができませんでした。「北九州市まちかど探検」-「史跡(しせき)や遺跡(いせき)の探検コーナー案内」-「小倉南区志井地区」では、この庚申塔が文化年間(1804年~1818年)に建立されたことが紹介されていました。

 

http://sisekib.kitahistory.net/kokuminami-sii.html#20

 

今回の庚申塔も、福岡県の庚申塔 - Google My Mapsに登録しています。

貴船神社の大楠 福岡県小倉南区長行

神功皇后が植えたものと伝えられます。小倉城を作るとき、このクスノキの一部を築材として切ったとき異変が起きたそうです。祟りだと云われ全ての樹は切られず、残った部分が、このような立派な樹となっています。


f:id:regenerationderhydra:20181224202822j:image

場所:福岡県北九州市小倉南区長行西

座標値:33.819466,130.852068

 

このクスノキがある貴船神社には駐車場がありません。そのため貴船神社から西方向へ約100 M 行った場所に鉄塔があり、その前に5台ほど車が駐車できるスペースがあります。

 

鉄塔作業用の通路の邪魔をしないように、そのスペースに少しだけ駐車をさせていただきました。