日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

長い柄のヘアブラシをつくってみた 電動ドライバーの有無が作業効率のカギ

仕事で必要があったために、関節リウマチなどの理由で腕が上がらない方のための、長い柄のヘアブラシを作ってみました。

 

通常ならば、腕をあげて手に握ったブラシで髪を整えると思うのですが、肩の関節が固くなってしまっていたり、腕をあげる筋力さえ残っていない場合は、肘の曲げ伸ばしの動きと、肩のわずかな動きで整髪する必要があります。

 

市販されているブラシだとリーチ範囲が狭いので、腕が十分に上げなければ、あるいは、首を大きく傾けなければ整髪することができなくなります。ブラシのグリップ部分を長くして、肘や手のわずかな動きでも髪を整えられる道具をつくってみました。いわゆる自助具というものです。

この物品作成を依頼していただいた方は、ヘアブラシよりもクシのほうが使い勝手がいいということで、クシのほうを材料として使いました。

 

 

準備

材料は100円ショップとホームセンターでそろえることができました。

・布団たたき

・クシ

・ボルト×2個

・ナット×2個

・スプリングワッシャー×2個

布団たたきとブラシをつなげるので、ジョイント部分に金属プレートをつけて補強しようと”金属プレート”も準備していましたが、必要はなさそうで結局つかいませんでした。

 

ネジ頭でプラスチック部分が痛めつけられないよう、スプリングワッシャーも用意してみました。スプリングワッシャーはつけてもつけなくてもいいかもしれません。いちおう耐久性のことを考えて、スプリングワッシャーを今回は使用してみました。

 

作成手順

布団たたきの頭部分を切り落とします。プラスチック部分は柔らかく、家庭用のハサミで切り落とすことはできました。

 

布団たたきにクシをつなげるためのネジ穴をキリで開けます。これが難渋しました。厚みのあるプラスチックに穴を開けるのって大変です。手でグリグリとやっても、なかなか穴が通らないのです。穴が通ったとしても、これを広げることも、なかなか力がいりました。最終的には電動ドライバーを借りてきてつかいましたが、地道に手でも開けられるとは思います。

 

この穴あけ作業はクシに対しても同様に行ないます。

↓開けた穴にネジを入れていきます。手で開けた穴だと、しっかりと開けられていないので、なんとかねじ込んでいく感じです。

↓ひとまず、布団たたきとクシが連結できました。ただこれだと、まっすぐになっていて、整髪するとき、わきを広げて腕をあげなければなりません。腕があがらないかたにとって、この状態のクシではまだ使えません。柄の部分を、ある程度曲げる必要があります。

↓こんな感じで曲げました。あまりに曲げすぎると使いにくいと、依頼者からの要望があったため、”若干”曲げたという感じです。

 

曲げる方法ですが、ガスコンロで適度に布団たたきをあぶり、プラスチックを溶かして、徐々に曲げていきました。あまり火に近づけるとプラスチックが焦げてくるので注意が必要でした。

↓まだこれで完成ではありません。ボルトの突出した部分が、傷の元になりそうで危険な感じだったので、これを削ることにしました。

↓金属用のノコギリで突出部分を切り落とします。手で切り落とすと、重労働でした。ボルト突出部分を切り落とすのに必死になり、他の部分を傷つけないよう注意しながらの作業でした。

↓こういう”サンダー”と呼ばれる工具があれば、金属を削る工程はあっという間なんでしょうが、サンダーのような高価なものは持っていないので、地道に手でやるしかないです。

 

↓仕上げに表面の凸凹をやすりでならしたら、完成です。

 

まとめ

こういう、ちょっとした道具を作るとき、いつも”あると便利だろうな”と感じるのが、電動ドライバーです。固いものに穴を開けたり、ネジを何か所もとめるようなことが、やっぱりときどきはあります。自分で組み立てないといけない家具を買ったときには、「あるといいな」といつも思ってしまいます。

 

まだいまのところ、”ときどき必要”という感じです。今後、頻回に必要性を感じるようならば、購入しないといけないなと思いました。

コンビニでの支払いは現金よりもクレジットカード払いのほうが速くて楽だった

できるだけ生活の支払いは一枚のクレジットカードでの支払いをして、カードのポイントをかせぎたいという僕には朗報のブログ記事でした。

 

コンビニではなぜ、サイン不要でクレジットカード払いできるのかを解説!誰かに自分のカードを不正利用されないか心配な方に:クレジットカードの読みもの】を拝見して、「そうかコンビニでもクレジットカードを使えるのか」と、コンビニでクレジットカード支払いをしてみました。

 

大手のスーパーでもサインレス、暗証番号入力なしでクレジットカード支払いができるところがあります。コンビニでは、店員さんも忙しそうだし、利用金額も少ないので…という理由で、なんとなくクレジットカードを利用していませんでした。

 

コンビニでのクレジットカード払いは現金支払いよりも速くて楽

お金を財布から出して支払いをするよりも速く、簡単に支払いを済ませることができました。ピッとクレジットカードを機械に通してもらい、レシートをもらうだけで支払いは終了です。

 

こんなに簡単にクレジットカード支払いができるとは。ぼくが試したのはセブンイレブンだけど、ローソンもファミリーマートも、サインなしで支払いができるようです。もちろん暗証番号入力もありません。

 

コンビニでのクレジットカード支払いについて、各会社のサイトを見てみると、1万円以下の買い物の場合にサイン不要、暗証番号入力不要なのだそうです。

 

セキュリティは大丈夫なの?

ここで心配になるのが、セキュリティの問題。もしクレジットカードを他のだれかに盗られて使われてしまったら…という心配がでます。特に、暗証番号入力不要だっら危険なような感じがします。

 

結論からいうと、以下のように何重にも安全策がとられているので安心なのだそうです。

  • コンビニでは換金しにくい商品を主に売っている
  • 防犯カメラがついている
  • 1万円以上の買い物をするとサインが必要になる
  • 悪用された場合の盗難保険がある

詳しくは、【クレジットカードが悪用されたら、誰がその損害を負担するのかを徹底解説!クレジットカードは不正利用が怖い…という方に。 :クレジットカードの読みもの】をご参照ください。

 

まとめ

自分自身もクレジットカードのメンテナンスに気を付ける必要があるとかんじました。具体的には…

 

  • クレジットカードをなくした場合、どこに連絡すればいいのかあらかじめ調べておく
  • そして、もしなくなった場合は、なくなったことがすぐにわかる固定場所保管しておく。

 

…とかの工夫が必要だなと思いました。

福岡市とは思えない美しい海をもつ島で癒された

福岡県福岡市東区にある志賀島(しかのしま)が、こんなに美しい場所だとは思いませんでした。

あの”金印”が発見された島が志賀島(しかのしま)。社会の教科書にのっていた、あの”金印”です。その証拠に志賀島には”金印海道”、”金印公園”、”金印(ホット)ドッグ”、”金印カレー”などなど、”金印”の文字があちらこちらにあります。

 

志賀島に行こうと思ったきっかけは、この独特な地形にあります。砂州(さす)という天然の海中道路をとおって島にいくことに魅力を感じました。それに金印が発見された場所ってどんなところなんだろうという好奇心も手伝いました。

砂州の上に道路が作られているのですが、その道路がどんなものかというと、こんな感じです↓

ほんとに道路の両側は砂浜になっていて、すぐに海がせまっています。

 志賀島に来たのははじめて。今回は散策目的で、ひとまず島を一周してみることにしました。

 

左回りで回り始めたとき、一番はじめに気になった場所が、志賀海神社です。

広い駐車場からは青い海、そして福津や古賀の街がとおくに見ることができます。

神社境内からもこんな感じでオーシャンビュー。

参拝者には若いカップルや、若い夫婦が多い感じだったので、なんとなく縁結びのご利益があるのかなと思っていたら、やっぱり縁結び・夫婦円満の神様がおられました。

でもそれだけではなく、航海安全、盗難除け、厄除、病気の回復などたくさんの神様が境内にはまつられていました。 

古くは島内に375の社(やしろ)があり、神の島とも称されていたとか。「志賀海神社」は、摂社の「中津宮」「沖津宮」とともに海の底・中・表を守る主宰神を祭り、全国の「綿津見(わだつみ=海神)神社」の総本宮である。felia

境内は比較的高いところにつくられていて、その境内から降りてくる途中でも、↓下の写真のように砂州上にある道路を俯瞰することができました。

志賀海神社をでて、再び島を反時計回りに周っていくことにしました。

 

海岸沿いの”金印海道”を通っていく↓福岡市付近は今日は晴れでよかった。どんより曇っていたら、こんなに綺麗な空と海はみられなかったでしょう。

途中、なんともいかつい岩盤がみえました。志賀島は主に花崗閃緑岩(かこうせんりょくがん)という白っぽい岩でできているそうで、この岩盤もおそらく花崗閃緑岩なのでしょう。

 

島の北側にまわってみると、志賀海神社沖津宮が祀られている小島が見えてきます。海の潮が引いてくると、岩場を歩いて渡れるのでしょう。今回はいけなかったけど、この小島にも一度わたってみたい↓

↓島のいりぐちには白い鳥居がたっているのが見えました。

そしてこちら↓が勝馬海岸。なんとも美しい砂浜です。まるで沖縄の海岸のようです。

この日は勝馬浜から玄海島を見やると幻想的な景色が見られました。玄海島のてっぺんに雲がかかっていました。

島を一周まわってみて、たくさんランニングをしているかたをみかけました。ぐるっと一周で距離がざっと9.3㎞で、ちょうど習慣的なランニングにはもってこいのコースなのでしょうね。景色も最高だし。

 

まとめ

志賀海神社沖津宮、金印公園、火焔塚、潮見公園など、まわり切れていない場所が残っています。小さな島ですが、たくさんのぼくの知らない歴史が築かれていると思います。またじっくりとまわってみたい場所です。

その美しさに心が満たされる 日本にひとつしかない構造の橋

この橋、珍しい形をしていませんか?

この橋は、北九州市八幡東区の河内貯水池(かわちちょすいち)に架けられている鉄橋で、南河内橋(みなみかわちばし)と呼ばれます。弧を描いた鉄骨がバランスよく、ふたつ架けられています。橋の上からみた写真がこちら↓

”レンティキュラー・トラス”とよばれる構造だそうで、国の重要文化財に指定されています。それにこの橋の形は、日本では類を見ないとのことで、もう一つ”第一回選奨土木遺産”というものにも2000年に認定されました。

 

南河内橋がある場所は地図でいえばこのあたり。北九州の夜景が一望できる皿倉山の南側に河内貯水池があり、河内貯水池の南側に、南河内橋が架かっています。

貯水池のまわりを歩くことができる歩行道はあるけれども、車の進入は禁止されています。だから、南河内橋を渡るためには、橋の北側に350mほど歩いたところにある駐車場に車をとめて遊歩道を移動していく必要があります。

遠くから橋を眺めるためにの駐車場もありますが、実際、橋の上を渡ってみると橋の美しさがさらに感じられます。みごとに左右対称で、無骨な紅色の鉄骨がまた周囲の緑に映えて鮮やかです。

河内貯水池周囲の自然は深く美しいです。訪れたこの日は雨上がりで、雲がひくく山にかかっていました。河内貯水池の北側には皿倉山がそびえますが、その皿倉山の向こう側には北九州市の街がひろがります。そんな街がすぐ近くにあるとは思えないような景色です。

橋の長さなどの細かいデータは北九州市のHPが詳しい。

場所:福岡県北九州市八幡東区大字大蔵

現在地から”南河内橋”:Google マップ

豊臣秀吉の兵士たちが喉をうるおした場所 北九州市若松にある”太閤水”

住宅街のなかに、こじんまりとその史跡はあります。豊臣秀吉に関係のある給水所。”太閤水(たいこうみず)”と呼ばれる場所が、北九州市若松区にあります。

 

佐賀県北部、唐津市西部、東松浦半島西部をふくんだ地域のことを肥前(ひぜん)と呼びます。この肥前(ひぜん)に、名護屋城という豊臣秀吉により築かれた城があります。

豊臣秀吉が朝鮮へ兵を送るときに、この名護屋城を一時的に築城したそうです。大阪から佐賀県の名護屋城にいたる道すがら、秀吉は塚や給水所を点々と作っていきました。

豊臣秀吉は大阪から佐賀県にある名護屋城まで兵を移動させる前に、事前に道をつくり、塚を築き、水や食料を確保してから、出発したといわれています。

 

九州北部でのルートは洞海湾を通り、江川を通って芦屋にでるルートを選んだのだそうです。航空写真で確認してみても、江川のそばに”太閤水”はあります。

今では、住宅に埋もれるように太閤水はあります。このあたりは小敷と呼ばれる地域ですが、420年も昔、付近に住んでいた人たちに命じて、秀吉が井戸を掘らせたのだそうです。

 

場所:福岡県北九州市若松区小敷751

現在地から若松区の”太閤水”:Google マップ

 

秀吉の時代には、↑上の写真の江川は川幅が広く、そして水深も深かったと想像されます。そんな江川に兵を乗せた軍船が行軍する風景は圧巻だったかもしれません。そして、兵士たちはここ小敷の太閤水で休憩をとり、のどを潤したのでしょう。

今でも太閤水は綺麗に保存されていますね。

 

まとめ

史跡を訪ねあるくのは、その時代のことをいろいろ想像できる楽しみがあります。この太閤水周囲は、ごくごく普通の住宅街です。でも太閤水にまつわる話を知ると、ごくごく普通の住宅街も、ちょっと違った雰囲気がただよう特別な住宅街に変化します。

北九州のおいしいパン屋さんならここ ブーランジェリータカス(高須パン工房)

今まで行ったパン屋さんでだんとつ一位のおいしさです。ぼくのなかでは、数年前からその地位は不動です。この記事を書くにあたって”食べログ”も見させていただきましたが、食べログにも、ものすごい量のパンの写真がアップされていますね。独創的なパンがどんどん出ているのでしょう。どれもおいしそうです。

↑めんたいフランス

 

北九州市若松区にある”ブーランジェリー タカス”。知らないうちに店名が変わっていたようです。以前は”高須パン工房”という名前でした。

今は店舗が”学園都市”と呼ばれる新興住宅街にありますが、若松区の高須南にあったときからのファンです。高須南にあったときは、「いつも店前の花壇をきれいにされているな」という印象をもっていました。

↑たこやきパン

 

ブーランジェリータカスは、いつ行ってもたくさんのお客さんでにぎあっています。土日なんかは店内に行列ができるほどのにぎわい。

↑コーヒーパン

 

それもそのはず。パンがケタ違いにおいしいからです。どのパンを選んでも間違えがないというほど。おそらくパン生地、パンの作り方から、さらにお店の内装、そして接客にいたるまで、すべてにわたってこだわりがあるんでしょうね。このお店に行って不快になることはないです。

↑カレーパン

 

場所:福岡県北九州市 若松区小敷102-1

現在地から”ブーランジェリータカス”:Google マップ

 

まとめ

個人的には”たこやきパン”がおススメです。

小倉に行ったらここで買い物をしてみたい 大正時代から続く市場 旦過市場

神嶽川(かんたけがわ)にせり出して建つ旦過市場。近くを通りがかったとき、市場の様子をうかがうけど、いつも活気にあふれている。旦過市場のなかを通ったことはあるけど、実際に買い物をしたことはない。

大正時代に、神嶽川で荷物をはこんできた船が、直接ここに荷揚げし、商売をはじめたことから旦過市場がはじまった。

 

その後、どんどん市場の規模が大きくなり、昭和の初期の1937年から1938年ごろに、このような感じで川にせりだすように建物がつくられるようになった。神嶽川の増水でたびたび旦過市場は水浸しになることがあるそうだ。

 

この写真は神嶽川に架かる橋からとったもの。

 

この橋を通るたびに、”川にせり出す旦過市場”を撮ってみたいな…とずっと思っていた。先日、その願いがかなった。今度いくときは、実際なかで買い物をしてみたい。

 

たしか、小倉は”ぬかみそだき”が名物だった。旦過市場内にも”たちばな”というお店が、ぬかみそだきを販売されているそうだ。

 

旦過市場は、小倉駅から南南西に歩いて10分ほどの距離。

現在地から旦過市場:Google マップ

旦過市場についての情報は””旦過市場HP”が詳しい。