福岡県福岡市東区にある志賀島(しかのしま)が、こんなに美しい場所だとは思いませんでした。
あの”金印”が発見された島が志賀島(しかのしま)。社会の教科書にのっていた、あの”金印”です。その証拠に志賀島には”金印海道”、”金印公園”、”金印(ホット)ドッグ”、”金印カレー”などなど、”金印”の文字があちらこちらにあります。
志賀島に行こうと思ったきっかけは、この独特な地形にあります。砂州(さす)という天然の海中道路をとおって島にいくことに魅力を感じました。それに金印が発見された場所ってどんなところなんだろうという好奇心も手伝いました。
砂州の上に道路が作られているのですが、その道路がどんなものかというと、こんな感じです↓
ほんとに道路の両側は砂浜になっていて、すぐに海がせまっています。
志賀島に来たのははじめて。今回は散策目的で、ひとまず島を一周してみることにしました。
左回りで回り始めたとき、一番はじめに気になった場所が、志賀海神社です。
広い駐車場からは青い海、そして福津や古賀の街がとおくに見ることができます。
神社境内からもこんな感じでオーシャンビュー。
参拝者には若いカップルや、若い夫婦が多い感じだったので、なんとなく縁結びのご利益があるのかなと思っていたら、やっぱり縁結び・夫婦円満の神様がおられました。
でもそれだけではなく、航海安全、盗難除け、厄除、病気の回復などたくさんの神様が境内にはまつられていました。
古くは島内に375の社(やしろ)があり、神の島とも称されていたとか。「志賀海神社」は、摂社の「中津宮」「沖津宮」とともに海の底・中・表を守る主宰神を祭り、全国の「綿津見(わだつみ=海神)神社」の総本宮である。felia
境内は比較的高いところにつくられていて、その境内から降りてくる途中でも、↓下の写真のように砂州上にある道路を俯瞰することができました。
志賀海神社をでて、再び島を反時計回りに周っていくことにしました。
海岸沿いの”金印海道”を通っていく↓福岡市付近は今日は晴れでよかった。どんより曇っていたら、こんなに綺麗な空と海はみられなかったでしょう。
途中、なんともいかつい岩盤がみえました。志賀島は主に花崗閃緑岩(かこうせんりょくがん)という白っぽい岩でできているそうで、この岩盤もおそらく花崗閃緑岩なのでしょう。
島の北側にまわってみると、志賀海神社沖津宮が祀られている小島が見えてきます。海の潮が引いてくると、岩場を歩いて渡れるのでしょう。今回はいけなかったけど、この小島にも一度わたってみたい↓
↓島のいりぐちには白い鳥居がたっているのが見えました。
そしてこちら↓が勝馬海岸。なんとも美しい砂浜です。まるで沖縄の海岸のようです。
この日は勝馬浜から玄海島を見やると幻想的な景色が見られました。玄海島のてっぺんに雲がかかっていました。
島を一周まわってみて、たくさんランニングをしているかたをみかけました。ぐるっと一周で距離がざっと9.3㎞で、ちょうど習慣的なランニングにはもってこいのコースなのでしょうね。景色も最高だし。
まとめ
志賀海神社沖津宮、金印公園、火焔塚、潮見公園など、まわり切れていない場所が残っています。小さな島ですが、たくさんのぼくの知らない歴史が築かれていると思います。またじっくりとまわってみたい場所です。