日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

六所宮の奥にまつられる五基の庚申塔群 福岡県飯塚市舎利蔵

福岡県飯塚市の舍利蔵(しゃりくら)という地区に、六所宮が鎮座します。

 

六所宮の社殿よりも奥に、五基の庚申塔がまつられていました。写真では五基のようにみえます。しかし庚申塔群にむかって、一番左側の庚申塔のあしもとに一基、割れた小さな庚申塔がまつられています。そのため五基です。

 

むかって右側からご紹介してゆきます。

 

一番右側の庚申塔は「猿田彦大神」がきざまれています。すぐとなりに「明治□」の文字がみえますが、何年というところまでは判読できません。また「三月吉日」がかろうじて読めます。

場所:福岡県飯塚市舎利蔵

座標値:33.611918,130.630154

 

 

右側から二番目の庚申塔です。こちらは「庚申尊天」とだけ、文字が確認できます。

場所:福岡県飯塚市舎利蔵

座標値:33.611912,130.630148

 

右側から三番目の庚申塔です。「庚申尊天」の文字の右となりに「宝暦四年」、左となりにも何か文字が刻まれているようです。しかし左となりの文字は判読できません。宝暦四年は西暦1754年、干支は甲戌(きのえいぬ)です。

場所:福岡県飯塚市舎利蔵

座標値:33.611908,130.630145

 

一番左側の庚申塔です。「庚申尊天」と刻まれており、その文字の右となりに、ほとんど文字が読み取れませんが「宝暦十」と刻まれているようです。左となりには、「庚辰」と文字が刻まれているようです。宝暦十年は西暦1760年、干支は庚辰(かのえたつ)なので、刻まれている文字と整合します。そのため宝暦十年につくられたのは、間違いなさそうです。

場所:福岡県飯塚市舎利蔵

座標値:33.611905,130.630142

 

 

四番目の庚申塔のすぐ足元に、壊れているのか、地面に半分埋まっているのか…途中から塔がみえなくなっている庚申塔がまつられています。「庚」という文字のみが確認できます。

場所:福岡県飯塚市舎利蔵

座標値:33.611902,130.630145