日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

前から気になっていた「マヨたこ」というたこ焼き屋さんに行ってみた 福岡県中間市

福岡県 遠賀川の土手を南下していると、中間市役所の対岸にあたる場所に、気になるお店があります。マヨたこ(中間店)。

マヨネーズがいっぱいかかっているたこ焼きなのか、たこ焼きのなかにマヨネーズがたくさん入っているのか。いずれにしても、マヨネーズがたくさんありそうなたこ焼きなので、おいしいのマヨネーズ好きにはうってつけのたこ焼きなんでしょうね。

 

土日祝日のみ開いているお店で、たまたま日曜日で仕事が休みの日に、ここを通りかかったので、意を決して行ってみることにしました。

 

 

場所:福岡県中間市垣生94−1

現在地からマヨたこ中間店:Google マップ

 

車通りの多い県道27号線からは少し外れたところにマヨたこはあります。ちょっと寄りにくさはあるものの、駐車場が広いので、ここにゆっくりと駐車します。

到着すると、先客が一組いらっしゃいました。以前にも、休日通りかかったとき、マヨたこにはお客さんがおられました。

 

メニューはシンプルにマヨたこ一本です。たしか値段は400円。はっきりと覚えていないので、まちがっていたらすみません。ほかには冷凍のマヨたこがあって、これはなんと200円。電子レンジでチンするんでしょうか。もちろん今回は普通にホカホカのほうを注文しました。

なんともおいしいそう。箸でつまむと、すぐに崩れてしまいそうなほどフワフワです。外がカリカリ、中がトロっとしたたこ焼きとは一線を画しているようですね。どうも外にマヨネーズがたくさんかかっているんじゃなさそうです。そうすると、中にマヨネーズが入っているのかな。

やっぱりそうでした。たこ焼きの中にたっぷりのマヨネーズが。フワフワ、トロトロでこれはおいしい。

しかもタコが一個一個大きいですね↓。

全部で10個。まんぞくでした。

 

それにしても、マヨたこというお店が気になります。中間店…ということは、ほかにもお店があるのかな。

調べてみたけど、ホームページはありませんでした。

 

本社が鹿児島県の阿久根市というところで、他の支店は鹿児島や宮崎と南九州にあつまっていました。九州の北部では、福岡県の中間市でしか食べられないんですね。

宮崎県の支店では、たこ焼きのほかに、お好み焼き、山芋焼とかたくさんメニューがあるようです。たこ焼きも一種類じゃなくて、チーズ入りとかシーチキン入りとか、納豆入りとか、たくさん種類があるようです。おもしろいお店ですね。

福岡県飯塚市にある十三仏を訪ねてみた 筑前内野

筑前内野という場所に十三仏を探しに行ってみました。十三仏というのは、13体の菩薩や如来像のことで、筑前内野に祀られているのは石仏です。ウィキペディアでは、「十王をもとにして、江戸時代になってから日本で考えられた冥界の審理にかかわる13の仏のこと」、と紹介されています。

福岡県にはどんな石仏があるのか興味がでてきて、ネットで調べてみたら、飯塚市にあるという、この十三仏が目にとまり、ぜひ行ってみたくなったのです。

 

筑前大野の十三仏: 福岡県飯塚市内野3211

現在地から筑前大野の十三仏Google マップ

 

十三仏は具体的には、①不動明王、②釈迦如来、③文殊菩薩、④普賢菩薩、⑤地蔵菩薩、⑥弥勒菩薩、⑦薬師如来、⑧観音菩薩、⑨勢至菩薩、⑩阿弥陀如来、⑪亜閦如来(あしゅくにょらい)、⑫大日如来、⑬虚空蔵菩薩、のこと。

 

筑前内野の十三仏は大きなイチョウの樹の下に祀られていました。

この場所は、江戸時代に使われていた長崎街道の一角です。昔の人はこのイチョウの樹を目印にして、飯塚から、筑前内野にある内野宿、太宰府の方向へ歩を進めていたんだそうですよ。

 

それにしても、立派な石仏です。

十三仏は大きく分けて、不動明王、菩薩、如来の三つに分けられるようですね。偉い度でレベル分けすると、1.如来不動明王)、その次に2.菩薩となるのでしょうか。

 

如来はすでに悟った存在。菩薩は如来の次に悟ることを約束された存在なんだそうです。ちなみに不動明王大日如来の化身といわれています。

如来を区別するのは、その手の形…印相(いんそう)…をみるのだそうです。【参照「石仏、石の神を旅する」(楽学ブックス)吉田さらら著】

 

例えば、薬師如来は手のひらに、小さな薬壺をのせていて病気を治してくれるのだそうです。

 他にも、片手をあげて手のひらを前に向ける施無畏印(せむいいん)とともに、もう一方の手をさげて手のひらを上に向けた与願印(よがんいん)をしているのが、釈迦如来なんだそうです。↓下の写真だと一番右側の石仏です。

 他にも↓このように、手をおなかの前で組み合わせている禅定印(ぜんじょういん)をしているものも釈迦如来を表しているんだそうです。

手の形を見て、どんな仏様を表しているかが分かるとは知りませんでした。

これだけの石仏をみられてとても満足でした。

 

でも、この筑前内野には、他にも見るべきところがありました。大きなイチョウのすぐそばには、お堂があるのですが、そのお堂の脇に庚申塔がありました。

猿田彦大神と刻まれる文字塔です。街道沿いにあるので、道しるべをしてくださいと願いがこめられたコウシンさまなんでしょうね。

天保十二年とはっきりっと刻まれてて、読みやすいですね。

庚申塔…特に猿田彦大神は道案内の神様なので、もしかしたら、このような街道沿いに多く作られて祀られているのかもしれません。そしたら、福岡県にあった長崎街道とか、唐津街道に沿って庚申塔を探してみるのもおもしろいかも。なんということを考えていたら、また出かけるのが楽しくなりました。

福岡県福津市 大石の庚申塔(こうしんとう)

福岡県福津市にある大石という地区に庚申塔を探しに行ってみました。

ここは、新原・奴山古墳群がちかくにあって、のどかな田園風景が広がっています。大石はこんな感じの山裾にある小さな集落ですね。

大石の奥まったところに、お宮があります。googleマップで調べると「宗像四国西部霊場本尊大日如来大石第四十二番」と表示されます。このお宮の境内と参道入口に庚申塔があるらしいのです。

 

お宮近くには、車が数台停められるような広場があります。ここに駐車させてもらいました。まずは参道入口の庚申塔を目指します。

 

福津市大石の参道入口の庚申塔:福岡県福津市大石253

現在地から福津市大石の参道入口の庚申塔Google マップ

 

参道入口は↓こんな感じ。小川に架かる橋で、お宮方面に分岐となっています。

↓階段手前で三つの石がたっています。階段にいちばん近い、高い石塔が庚申塔です。

↓庚申尊天と刻まれる文字塔です。近所の方に話を聞くと、今ではこの庚申塔を持ち回りで祀るメンバーである庚申講はもうなくなったとのこと。庚申塔を定期的に祀って、寄り合いを開くような行事もなくなったそうです。

五来重氏が著した「石の宗教 (講談社学術文庫)」では、日本庶民の庚申講は中国から伝来した三尸虫信仰とは、ちがう形で作られてきた説が紹介されています。簡単にまとめると、作物の豊作祈願とか、ご先祖様の供養を目的として庚申塔が立てられたようです。

 

「石の宗教」では、庚申講はこんな感じで紹介されています↓。福岡県でよくみかける「猿田彦神」の文字塔についても書かれていてわかりやすかったです。

 

日本では六十日ごとの庚申の日に当番の宿に講中があつまって夜明しをするのが庚申待である

 

庶民の庚申講には、神なり仏なりが存在して、これをまつり、供養することによって禍を去り豊作を得ようとした

 

猿田彦神は「大田神」ともよばれて、「田の神」すなわち豊作の神とされることである。庶民のあいだの庚申講は、後世になるほど豊作祈願になった。そのために「田の神」と同格の猿田彦神を庚申講の本尊として拝んだのであって、三尸虫説とはまったく異質的な庚申信仰であった。そして「田の神」というものは決して外来の神ではなくて、農耕を生活の手段とする日本固有の神である。

 

民衆は、庚申は豊作の神と信じていた。その豊作も庚申講で供養する先祖のおかげとしていたもので、庚申講には念仏がつきものであった。したがって庚申塔には「申待供養」とか「庚申供養」という供養の文字を入れることが多い。

 

大石集落の庚申塔に話をもどします。↓庚申塔の下のほうに、おそらく庚申講メンバーの名前が刻まれています。

↓年はわからないけど、十月吉日の日付が確認できました。

お宮へ上がっていきます。

お宮にはいって左側に、もうひとつ庚申塔が祀られていました↓。

こちらも庚申尊天と刻まれています。どうも「宝暦四戌年」と日付が刻まれているようです。知識がなくて、「四戌年」というのはどういう意味なのかわかりませんでした。

↓庚申尊天の左側には十二月吉日の文字。

↓大きな庚申塔の右となりに、もうひとつ小さな庚申塔でしょうか。塔右側に三徳?という文字かな。中央の庚申の文字の上に梵字が刻まれているのでしょうか。形からすると、釈迦如来地蔵菩薩梵字のように見えます。うーん、知識が浅くてわからないことだらけです。

 

このお宮とはまた別のところに、いくつか庚申塔があるそうなので、そちらのほうにも確認のために行ってみることにしました。

歩いて1分ほどの距離。↓民家の軒先に庚申塔が祀られていました。

福津市大石 民家の庚申塔:福岡県福津市大石253

現在地から福津市大石 民家の庚申塔Google マップ

さすがに、勝手に敷地内に入っていくのは気持ちがはばかられたので、遠いところから一枚。ひとつの集落のなかだけでも、たくさんの庚申塔が祀られていました。福津市にはほんとにたくさんのコウシンさまが祀られているんですね。

神は本社の社殿の中に常在するのではなくて、祭のときだけ、人間の請に応じて石や木に降臨影向する。石はその神の座であるので、「磐座」と呼ばれるのである。

 

自然石を石神としてまつるのは、自然の木の枝をヒモロギとしてまつるのとおなじく、もっとも原始的なまつり方である。(石の宗教) 

 

神社という特別な場所だけではなくて、自然のあらゆるものに神がやどっているという、日本に古くからある独特の信仰を知っていくはおもしろいですね。

北九州市小倉南区の庚申塔

こんな街中に庚申塔(こうしんとう)らしきものがあるなんて。予想外でした。福岡県内を見て回ってみると、意外と庚申塔が道ばたに祀られていることがわかってきました。

 

ここは北九州市小倉南区の葛原という場所。このあたりにある、おいしいと評判の「いちかわ製パン店」へ行く途中で、たまたま見つけることができました。

小倉南区葛原の庚申塔:福岡県北九州市小倉南区葛原本町6丁目

現在地から小倉南区葛原の庚申塔Google マップ

 

 

↓〇〇〇大神と表面には刻まれているようですが、風化しててよくわかりません。

 

↓少しアンダーで写真を加工して、表面の凹凸をきわだたせても、刻まれている文字は判別できませんでした。

おそらく、猿田彦大神と刻まれているんじゃないかと、予想はできます。

 

後ろにまで回り込んでみておらず、成立年月等も不明です。

牛肉がとろけるカレーパンがおいしかった 小倉南区のパン屋さん グラティエ

これまで食べたカレーパンのなかでトップに入るんじゃないかとおもいます。北九州市小倉南区にあるグラティエというパン屋さんのカレーパンです。

どこかおいしいパン屋さんはないかなと、小倉の街のなかを巡っていたとき見つけました。訪れたのは、日曜日の昼1時くらい。お客さんはいっぱい。どんどん駐車場に車が入ってきていました。駐車場は広いので、車を停める場所には困りません。よかった。

 

たまたま買った、カレーパンなんですが、これがむちゃくちゃおいしかったんです。揚げたて和牛カレーパン。

外カリカリ。でも、写真にも写っていますが、側面の白い部分はマシュマロのようにふわふわ。

そして中の具といったら!牛肉のとろけ加減がすごい。「ああ、辛い」というほどの辛さじゃない、程よい辛さのカレー。カリカリのパン生地。なんて絶妙なおいしさなんでしょうか。

 

他にも、こんなパンを買いましたよ。↓ロングソーセージのハーフサイズ。

↓これはなんて名前だったか、忘れてしまいました。これはコーンフレークのようなパリパリの生地がパン表面にくっついてて、中には中華風の具がはいってました。

豚まんのような感じですが、外生地はパリパリ。そしてパン生地。新食感です。このパンも好きでした。

 

グラティエの場所:福岡県北九州市小倉南区下石田2丁目12−12

現在地からグラティエ:Google マップ

 

ホームページによると、いくつか店舗があるそうなので、メモ代わりにちょっと場所をアップしておきます。

 

大畠店

福岡県北九州市小倉北区大畠3-2-56

 

博多駅南店

福岡県福岡市博多区博多駅南4-1-31

 

桧原店

福岡県福岡市南区桧原2-42-20

 

黒崎店

福岡県北九州市八幡西区東曲里2-17

ダイキホームセンター駐車場内

 

黒崎コムシティ店

福岡県北九州市八幡西区黒崎3-15-3 コムシティ低層棟3階

2017年3月5日 豊前の河津桜が満開 静豊園(せいほうえん)

うわー!と思わず感動の声がでました。福岡県豊前市にある静豊園(せいほうえん)で、河津桜が満開でした。静豊園は果物の栽培と販売をしている農園で、みかんの栽培から始まり、今では桜の樹など花木の栽培も手掛けるようになったんだそうです。

静豊園の場所:福岡県豊前市松江990-1

現在地から静豊園:Google マップ

 

この場所の存在を知ったのは、妻が静豊園の映像をテレビで観たから。ちょっと行ってみようということになりました。開園時間は朝9時から夕方4時までと、ちょっと早めの閉園です。注意しないといけないですね。

静豊園には10時前の到着で、比較的人は少なかったんですが、10時半ごろからどんどんお客さんが来られてました。

 

広い駐車場はみるみると埋まっていってたので、10時前から訪ねるのがおススメですね。

 

小高い山の上にあるので、静豊園の駐車場からは豊前の街が一望できます。ちなみに駐車場は無料です。

駐車場に向かう途中にも、道の両脇に河津桜が迎えてくれます。さらに園内に向かう途中にも…。

やっぱり桜の花はきらびやかですね。温かい陽の光が似合います。

園内はとても広くて、ぐるっと一周まわるのに10分くらいかかりました。そんな園内にも桜・桜・桜です。

直売所ではみかんなどの果物と、鹿肉のはいったカレー。まんじゅう、団子、ドーナツなどが売られてました。↓みたらし団子と石焼き芋を購入。

この石焼き芋がほくほく、甘かったんです。

駐車料金無料、入園料無料…となんて良心的なんでしょう。いい時間を過ごさせていただきました。

福岡県の河津桜 飯塚市 大谷神社ふきん

ほんの少しだけ桜が咲いていました。福岡県飯塚市にある大谷神社の付近です。もちろんソメイヨシノではなくて、早咲きの河津桜のようですね。

宮若市飯塚市の県境あたりで、国道30号線を走っていると2本だけ見つけることができます。

 

桜の早咲き場所:福岡県飯塚市庄司976

現在地から飯塚 桜の早咲き場所:Google マップ

 

↓こちらは近くに咲いている梅。梅はしっとり艶やかという感じで咲いていて、こちらも美しいですね。この梅も桜なんじゃないかと間違えていましたが、調べてみると、梅の花びらは先が丸くなってて、桜の花びらは先がふたつに割れているんだそうですよ。