日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

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いちにちのはじまり

『左川ちか詩集』川崎賢子編,P22

 

「出発」

 

夜の口が開く森や時計台が吐き出される。

太陽は立上つて青い硝子の路を走る。

街は音楽の一片に自動車やスカァツに切り鋏まれて

飾窓の中へ飛び込む。

果物屋は朝を匂はす。

太陽はそこでも青色に数をます。

 

人々は空に輪を投げる。

太陽等を捕へるために。

 

夜が明けて、あたりは明るくなる。そして周囲の風景がみえてくる。日光が闇をつんざき、路を差す。ショーウィンドウに音楽や自動車、スカートがうつりこむ。果物の甘いにおいがただよう。そこにも太陽の光が差し込んでくる。人々は活力をもって活動を始める。

 

いちにちのはじまり