長時間露光により、海におきる波が靄となりました。不動の岩石のみが抽出されました。

場所:福岡県遠賀郡芦屋町大字山鹿
座標値:33.918524,130.668619



料理をするときのザルが不要な泥水を洗い流し、必要な食材だけを残すように、物理的なフィルタリングは、情報が雑多に流入してくる日常から「介入すべき真の課題」を洗い出してくれる機能をしてくれます。
職場の環境には、コントロール不能な他者の不機嫌、一時的な感情の衝突、突発的なトラブルといった「流転する不要な情報」がいつもあります。高い感度でこれらすべてを拾い上げ、解決すべき問題として正面から受け止めようとすると、精神的なエネルギーはすぐに枯渇してしまい、心身機能の限界点にたっしてしまいます。
これを防ぐためには、自身の認知に「網目」を設定して、事象を自動で振り分ける仕組みが必要だと考えます。
コントロールできるか?
その「めんどうなこと」は、手順やルールの変更によって論理的に解決可能な「構造物(岩・食材)」なのか?個人の性格やその場の感情論は、形を持たない「流れてゆくもの」です。これらは網目をすり抜けさせ、洗い流していきます。
また起きること?その場かぎりのこと?
その「めんどうなこと」いつもなんども発生するシステム上の不具合でしょうか。その日かぎりの職場の不和や空気の悪化は、波の飛沫と同じく瞬間的な現象です。明日も同じ場所に留まり続ける課題のみを、解決すべき問題として認識します。
広い視野でみて解決すべき問題?
その「めんどうなこと」の解決は、組織の正常な運用に直結するでしょうか。ほんらい、他の人がやるべき課題や、局所的な人間関係の調整など、全体構造の最適化に寄与しない要素は、不要なアクとして洗い流します。
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このような「考え方のフィルター」を通すことで、日常におきる「めんどうなこと」の大半は「白い靄」や「流れ落ちる濁り水」として洗い流されてゆきます。結果として手元に残るのは、事実に基づき、論理的にアプローチ可能な「根本的な構造の欠陥」のみです。
心にいつまでも残る「ざわざわ感」を意識的にあらいながして、本質的な構造だけを抽出する。これは単なる情報の整理ではなく、限られている自分の体力を、ほんとうに必要な対象へ一点集中させて、確実に業務をおこなっていく、現実的な対処方法だと考えます。