大霍香薊
場所:福岡県直方市永満寺
オオカッコウアザミは、キク科カッコウアザミ属(アゲラタム属)の一年草または多年草。「アゲラタム」という名前で広く知られています。主に初夏から秋(日本では5月~11月頃)にかけて長期間開花します。小さな花が密集して、ポンポンのようなアザミに似た頭状花序を形成します。個々の小花は細い糸状の花びら(舌状花ではなく管状花)が集まったように見え、ふわふわとした独特の質感があります。花の形がアザミに似ており、葉の香りがシソ科の霍香(カッコウ、パチョリの仲間)に似ているために、カッコウアザミという名前がついています。アゲラタムという名前は、ギリシャ語の「a(否定)」と「geras(古い)」に由来し、「古くならない」「いつまでも若い」といった意味を持ち、花期が長いことにちなむと言われています。