北九州市戸畑区福柳木1丁目、帆柱新四国第二十七番札所のすぐ近くに庚申塚と刻まれた石塔があります。福柳木公園の敷地内です。
場所:福岡県北九州市戸畑区福柳木
座標値:33.881763,130.834752
情報元は「北九州まちかど探検-戸畑区福柳木・金比羅地区-」です。こちらのサイトに紹介されている庚申塚の写真からは、2022年現在に祀られている場所とは異なる場所に祀られているように見えます。説明文にも…
福柳木公園公園の北側9番12号に花崗岩で造られた庚申塚が大切に祀られています。天明2年(1782年)の銘が刻まれています。
…とあります。
写真の感じだと座標値(33.882231,130.834747)地点に祀られていたような印象です。現在の場所よりも北側約50m地点のところです。
「庚申塚」という文字に向かって右側に「天□二年」という文字が見えます。左側にも文字がみえますが、判読は難しいです。江戸期の元号で「天」がつくのは天和(てんな)、天明、天保の三つがあります参照。
天和:1681.9.29~ 1684.2.20
天明:1781.4.2~1789.1.24
天保:1830.12.10 ~1844.12.1
いずれも2年以上継続しています。北九州地域に残る庚申塔としては、天和は古すぎるとため、天明か天保の文字が刻まれている可能性が高いと考えます。「北九州まちかど探検」には天明2年(1782年)という文字が刻まれていることが紹介されています。
庚申塔の裏側には文字は確認できませんでした。