日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

天神社の裏側にまつられる三基の庚申塔① 大分県国東市国東町綱井

大分県の国東(くにさき)半島、国東町にある綱井(つない)という地区に祀られる庚申塔をご紹介します。天神社の本殿裏側に三基の庚申塔が祀られていました。下の写真が天神社の拝殿と本殿です。

この天神社が国東半島の、どのあたりにあるかを地図で示すと以下のようになります。国東半島の東側にあたります。赤丸で示している地点は三基の庚申塔が祀られている場所です。

神社本殿脇の道路を西側に歩いていくと…

民家と神社との境目に、石灯籠と石祠、そして庚申塔群が祀られていることが確認できます。

場所:大分県国東市国東町綱井

座標値:33.527127,131.732354

 

これら、三基の庚申塔を一記事につき一基ずつご紹介してゆきます。

 

今回の記事では、三基の庚申塔にむかって、一番右側の庚申塔をご紹介します。

青面金剛が主尊であることはわかりますが、だいぶ風化が進んでおり、そのシルエットだけが確認できます。頭は一つだけだと予想されますが、腕が何本あるのかはっきりとはわかりません。

 

庚申塔の両側を確認してみても、建立年などの銘が確認できません。

青面金剛の両脇に二童子、足元に三猿と二鶏が刻まれていることはわかります。

 

本当に建立年の銘は残っていないのか、小林幸弘氏のHP『国東半島の庚申塔‐24037‐』で確認させていただきます。HPには以下のように紹介されています。

 

三基のうちこの塔だけが無銘のため造立年を特定することができない。
残念ながら劣化した青面金剛の姿が痛ましい。

 

やはり建立年は残っていないようです。

 

残り二基の庚申塔については、次の投稿でご紹介してゆきます。