網敷天満宮の参道脇に、八基の石塔と一基の石祠がまつられていました。これらのうち、六基が庚申塔でした。今回は、最後6基目の庚申塔をご紹介します。
場所:福岡県築上郡築上町高塚
座標値:33.660333,131.064507
碑面:猿田彦大神
建立年月:安政七年 庚申 閏三月吉日
庚申塔の裏面に建立年月の銘がきざまれています。
庚申塔の台座部分に、講中の名前が9名刻まれています。
安政七年は西暦1860年で、干支は庚申(かのえさる)です。「閏(うるう)」という文字も刻まれています。この年は、ほんとうに閏年なのか「ke!san 生活や実務に役立つ計算サイト」で確認してみました。たしかに1860年は閏年のようです。
うるう年って何?
閏年について、漠然としかわからなかったので、改めて調べてみました。
地球の公転は、正確には365.24219日あるそうで参照、1年あたり0.24219日の”余り”がでます。0.24219日に4をかけると、0.96876日で、だいたい1日となります。つまり4年でちょうど1日分の”余り”がでることになります。これが4年に1回くる「閏年(うるうどし)」ということです。