南北に細長い「みやこ町」の北部に、犀川(さいがわ)の生立(おいたつ)という地区があります。ここに生立八幡宮が鎮座しています。八幡宮は英彦山を源流とする今川のすぐ北側にあります。今川から八幡宮までの距離は、わずか200mほどです。
そして八幡宮のそばには小さな集落があり、そのまわりに田園がひろがっています。
樹高30.7m、幹周り6.09m、枝張(南北方向)約28mの巨大なクスノキが生立八幡宮の境内にあります参照。
場所:福岡県京都郡みやこ町犀川生立
座標値:33.654610,130.936279
ひろがる枝葉は社殿を覆ってしまうようです。巨大なために、衛星写真で生立八幡宮をみると、田園のなかにうかぶ島のようにみえます。
生立八幡宮の社叢では最大・最古の樹木
社叢のなかでも特に目立つオオクスで、社叢のなかでいちばんの樹齢をほこるのが、このオオクスです。推定樹齢は800年といわれています。幹には目立った「うろ」や「こぶ」もなく、長寿にもかかわらず、スラッとした美しい木肌をしています。