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福岡県在住。各地の史跡巡りが好きで、九州北部を中心にNikon D750をメイン機として史跡を撮っています。詳しい撮影場所は各記事に座標値として載せていますので、座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで撮影場所が表示されます。参考にされてください。

小倉北区にあった化学染料工場跡をたずねる 福岡県北九州市小倉北区中井口

「日本化薬」という会社の前身である「日本火薬製造株式会社」に勤められていたというかたから、会社勤務当時のお話をきく機会がありました。

 

詳細な史料が手元にないため、以下記載していくことに一部間違いがあるかもしれませんがご了承ください。

 

「日本火薬製造株式会社」は、打ち上げ花火用の火薬や、工業用ダイナマイトの火薬や導火線などをつくっていたそうです。話によると「日本火薬製造株式会社」関連の工場は、北九州市内では以下の場所にあったということです。

 

①小倉北区 到津(いとうづ)の森ふきん

②小倉北区中井口 小倉小学校ふきん

③福岡県北九州市八幡西区浅川ふきん

 

②の小倉小学校ふきんにあったのは「日本化薬株式会社小倉染料工場」と、うかがいました。この染料工場について、具体的にどの場所にあったのかしらべてみると、「九州 街歩きの旅」というブログで、工場跡が紹介されているのをみつけました。

 

記事「日本化薬株式会社小倉染料工場跡(3)」にて、小倉染料工場の門がのこされているということが紹介されています。小倉染料工場の門が残されている具体的な場所は、この記事からはわかりません。しかし写真にうつっている周囲の景色から以下の場所にあることがわかりました。

 

場所:福岡県北九州市小倉北区中井口

座標値:33.896086,130.854366

 

そして、実際にいって撮った写真がこちらです↓

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石造りの染料工場のプレートが石門にのこされている

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門の全景 現在は封鎖されている

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写真左側に染料工場の門がのこされる

「日本化薬株式会社小倉染料工場」は1985年(昭和60年)に閉鎖されました。「日本化薬株式会社小倉染料工場」の親会社である「日本化薬」は、現在も全国展開している現役バリバリの大きな会社です。しかし北九州市内で運営されていたいくつかの関連工場は閉鎖しているようです。そして火薬工場は山口県の工場へ移動したということです。

 

参照:沿革 | 会社情報 | 世界的すきま発想。日本化薬株式会社

 

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跡地はほとんどが空き地になっている

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跡地の一部は現在 別の会社が運営している

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愛宕中井口1号線沿いには古いレンガ塀がのこされる

日本化薬の、昭和60年までのおおざっぱな沿革をしめすと以下のようになります。1985年(昭和60年)は、今回おとずれた小倉染料工場が閉鎖された年です。導火線会社、雷管会社、染料会社をいくつも吸収して、日本化薬はおおきくなってきたようです。

西暦 元号 日本化薬の沿革(昭和60年まで)
1916 大正5

日本初の産業用火薬メーカー「日本火薬製造株式会社」として誕生

帝国染料製造株式会社設立

1917 大正6 山口県厚狭工場が製造開始
1934 昭和9 日本導火線株式会社、日本雷管株式会社、中外雷管株式会社を吸収合併
1943 昭和18 帝国染料製造株式会社、山川製薬株式会社を吸収合併
1945 昭和20 商号を日本化薬株式会社と改称
1985 昭和60 小倉染料工場閉鎖

 

参照:沿革 | 会社情報 | 世界的すきま発想。日本化薬株式会社

 

「日本火薬製造株式会社」に勤められていたかたの話によると、福岡県北九州市八幡西区浅川ふきんにあったという火薬工場で働いていたということです。

 

地図でしらべてみると地点(33.884172,130.697830)に、火薬工場の正門があるようです。住所でいうと福岡県北九州市八幡西区浅川町2−1ふきんです。いずれここにも足をはこんでみたいと思います。