大分県国東半島の鬼籠という地域の集落 中心部にちょっとした広場があります。広場の入口には鳥居がたてられており、ここが神社であることが推察されます。鳥居の額面はかくにんできず、神社の名前は不明です。
場所:大分県国東市国見町鬼籠
座標値:33.662575,131.567873
広場の一角に、石祠や石仏とともに庚申塔が2基祀られていました。
一面六臂の青面金剛の足下に邪鬼、二童子、二猿、二鶏、四夜叉が刻まれます。庚申塔にむかって右側面に「寛延」の文字が確認できましたが、それ以下は風化がはげしくて確認することができませんでした。
そこで小林幸弘氏のホームページ「国東半島の庚申塔-国東市国見町地区の庚申塔所在地一覧 」を確認させていただくと参照、寛延三年(1750年)の銘が刻まれていることがわかりました。
もうひとつの庚申塔は、上記の庚申塔のすぐ左側に祀られています。無残にも半分折られています。青面金剛像が刻まれているのがわかりますが、足元に刻まれる像は、「横向の猿」が1匹確認できますが、こちらも風化がはげしいのと他の石塔の陰になり、全容ははっきりと確認できません。