福岡県北九州市の若松区 大字有毛(ありげ)にある十五社神社。この境内に庚申塔が祀られていました。子どものときから、この神社の前を通ることはあったのですが、一度も参拝にいったことがありませんでした。はじめての参拝です。そして、庚申塔が1基拝殿の前に祀られていました。
↑上の写真では、手前の笠つきの白い石塔が庚申塔です。
場所:福岡県北九州市若松区 大字有毛
座標値:33.920186,130.699015
十五社神社は周囲を畑に囲まれた場所にあります。この畑は、その大部分でキャベツが栽培されています。若松区の北側は玄界灘がひろがっており、冬季には響灘から冷たい風が吹いてきて、その冷たい風により糖度の高いキャベツが育つそうです(参照)。
十五社神社の杜はうっそうとしており、前を通る道からは鳥居が見えるのみです。外からは神社の社殿を見ることはできません。このうっそうとした雰囲気が怖くて、こちらの神社に、小さい頃は行けなかった記憶があります。
一ノ鳥居をくぐると、拝殿まで幅の狭い一本のコンクリート道が伸びています。境内には雑草はほとんどなく、丁寧に手入れされていることがわかります。
参道の右側に、笠付きの庚申塔が祀られています。庚申塔には「庚申」と文字が刻まれていて、庚申の文字のうえには梵字が刻まれていることがわかります。風化がすすんでおり、何の梵字が刻まれているのかはわかりません。
福岡県の庚申塔としては珍しいことに、下方に猿と鶏の像が刻まれています。庚申塔の側面や背面には建立年月などの銘は確認できませんでした。
十五社神社の本殿に、はじめての参拝をさせていただきました。