日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

2019年10月8日 北九州市ではじめて神楽を拝観しました 福岡県北九州市若松区乙丸(おとまる)

福岡県北九州市若松区の乙丸(おとまる)という地区にある戸脇(とわき)神社で、2019年10月8日(火)に神楽(かぐら)が舞われました。神楽の名前は、『筑前御殿神楽(ちくぜんごてんかぐら)』です。その神楽を拝観してきました。

 

場所:福岡県北九州市若松区大字乙丸 「戸脇神社」

座標値:33.908777,130.694710

 

北九州市の北部地域で神楽が残っているとは知りませんでした。乙丸にある戸脇神社は、とても小さな神社で、まさか、このような小さな神社で毎年、神楽が開催されているとは…。

 

戸脇神社で、筑前御殿神楽が舞われていることを知ったのは、『北九州市史(民俗)』のP1167です。

 

毎年十月中旬から下旬にかけて、八幡西区熊野神社ほか八幡東・西区、若松区、中間市ほかの神社一二社で演じられている。なお「湯立神楽(ゆたてかぐら)」は、若松区大字乙丸の戸脇神社のみで行っている。

 

…とあります。この情報をもとに、ネットで北九州市の神楽について調べてみると、乙丸の戸脇神社では、毎年10月8日に神楽が舞われていることを知るに至ったのです。 この記事が投稿される2019年10月9日時点、まだこれから北九州市各所で、神楽が開催されると予想されます。

戸脇神社での筑前御殿神楽では、舞や、それぞれの舞の間に挿入される解説には、熟練さが感じられ、神楽に慣れた神職の方々によって、これら神楽は催されているのだなという印象を受けました。

 

戸脇神社でいただいたパンフレットでは以下のように、神楽が構成されていることが紹介されていました。

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戸脇神社における筑前御殿神楽の構成

里神楽(さとかぐら)→面神楽(めんかぐら)→湯立神楽(ゆたてかぐら)の順番で舞われ、夜7時から9時15分くらいまで催されました。

 

次回の投稿から、順番に各舞をご紹介したいと思います。