日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。各地の史跡巡りが好きで、九州北部を中心にNikon D750をメイン機として史跡を撮っています。詳しい撮影場所は各記事に座標値として載せていますので、座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで撮影場所が表示されます。参考にされてください。

サイの形をした駅舎 福岡県京都郡犀川本庄

『九州の鉄道おもしろ史』P434-437に、「面白い駅名や面白い形の駅がいっぱいの平成筑豊鉄道」という項があります。この項では6つの駅が紹介されていて、そのひとつに福岡県京都郡(みやこぐん)の犀川(さいがわ)駅が紹介されています。

 

犀川駅の駅舎は動物のサイの形をしているという情報を得て、実際にいってみることにしました。

場所:福岡県京都郡みやこ町犀川本庄

座標値:33.650947,130.939675

 

犀川(さいがわ)という地名にちなんで、駅舎をサイの形にしたということで(P435)、この駅舎になったのは1993(平成5)年。もともとは木造瓦葺の古風な駅舎だったそうです。竹下登氏が首相だったとき、「ふるさと創生事業」の一環として交付された1億円を、みやこ町は駅舎新築のために使用しました。

 

よくよく調べてみると、駅舎だけの建物を新築したわけではないようで、この建物は喫茶店、多目的ホール、タクシー会社、商工会、会議室、列車乗務員宿泊所などが、併設されています(参照:『九州の鉄道おもしろ史』P436)。この建物全体が、正式には「ユータウン犀川」といい、犀川地域の方々の憩いの場としての機能も持っているようです。

 

この、サイの角にあたる塔部分が特徴的で、空にむかってピンと直立しています。この塔内には樹齢400年、高さ約16メートルのヒノキがそびえ立つ…のだそうです(参照:日本経済新聞 サイの駅舎は集いの場 2019/1/20

この”角”と隣あわせになっている建物のなかで、列車の乗務員が宿泊できる施設もあります。

平成筑豊鉄道の列車は夜中になると1両を除いて全部金田駅構内の車両基地に戻るが、戻らない1両は犀川駅に停泊して、翌朝4時台に犀川発、行橋行きの列車となる。早朝の発車だから乗務員は犀の頭の中の1室に泊まり込む。(参照:『九州の鉄道おもしろ史』P436)

↑”角”と隣り合わせとなっている”サイの頭と胴”部分の建物。1F部分よりも、2F部分のほうが幅が広くなっていて、”サイの胴だ”という主張がじんわりと感じられます。

 

建物内(1F)は、ベンチやテーブル、壁にいたるまで木造で温かみがある第一印象を受けました。訪れた日にも地元の方々がベンチに座ってお話をされていました。訪れた日が日曜日だったため休業でしたが、喫茶店や多目的ホールがあり、たしかに駅の待合室というよりも、コミュニティ施設という印象が強くありました。

待合室の壁には、巨大な杉の根が立てて飾られています。これは、蔵持山の山頂にあった樹齢450年の杉だといいます。

 

↓駅前のロータリー。駅前の商店街には、2件のスーパーがあるのみで、他の店は確認したかぎりでは閉まっていました。スーパーでアイスクリームを買い、親子3人で犀川駅の待合室で食べました。待合室はクーラーはついていないものの、ホールを吹き抜けていく風のおかげで、外気温35℃ちかい日中でも涼しかったです。