福岡県中間市にある大歳(おおとし)神社に幸神(さいのかみ)が祀られているという情報を得て、行ってみることにしました。(参照:『なかま』(安田賢史 編、中間市歴史民俗資料館 発行)P32)
中間(なかま)の町は、おそらく、昭和の時代につくられた住宅街が広がっているようで、整然とした街並みというよりも、迷路のような複雑さが感じられます。実際に車で中間の住宅街を走ってみると、自分がいまどの方角に走っているのかが、わからなくなってしまいます。
大歳神社をGoogle mapの航空写真で確認してみると、直線状になっている道路は少なく、途中で曲がっている道がたくさんみられます。微妙に曲がっている道路が方向感覚をなくさせるのでしょう↓
2019年7月21日(日)、大雨が降るなか、こちらの↓大歳神社へとたどりつきました。神社のとなりは大辻町の公民館があり、神社の拝殿前は公園となっています。
どしゃぶりのなかだったので、公園には大きな水たまりができており、まるで池のようになっていました。
拝殿の右となりに石塔群が祀られています↓ 石塔がたくさんあるように見えますが、石塔の笠部分だけが並べられているものがあり、石塔は5基のみ立っているようです。
そのうち、庚申塔らしき石塔はこちら↓です。はっきりと文字が確認できるのは「神」だけです。この石塔の長さから考えると、「猿田彦大神」と刻まれていたと考えられます。
場所:福岡県中間市大辻町
座標値:33.807540,130.722635
庚申塔の側部、背部には文字は刻まれていませんでした。よって、いつの時代に建立されたかは不明です。
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この庚申塔が祀られている大歳神社には、神大市姫(かみおおいちひめ)の子どもが祀られているそうです。神大市姫は、山の神である大山祇神(おおやまつみのかみ)の娘です。