宗像四国東部霊場の第53番札所である中ノ尾阿弥陀堂。四国八十八カ所を巡礼できないかたたちを思い、八十八体の石仏が祀られています。
直方宗像線とよばれる、県道29号線沿いに「中ノ尾」という西鉄のバス停があります。バス停のすぐよこから、阿弥陀堂へとつづく長い階段がのびます。この階段をのぼりつめたところで、これらの石仏群が迎えてくれます。
場所:福岡県宗像市吉留
座標値:33.802990,130.617444
阿弥陀堂が祀られる小山をはさんで、県道29号線の反対側には車1台がかろうじて通ることができる小道がありますが、この小道が長崎街道です。おそらく、昔は長崎街道側から、この阿弥陀堂へと続く参道が整備されていたと考えられます。
現在では長崎街道はあまりつかわれなくなり、一方で、県道29号線という大きな道路ができたために、県道29号線から登る参道がメインで使用されているものと考えられます。