「石灰華の滝」は、秋芳洞正面入口からおよそ800m入り込んだ場所にある地形です。黄金柱と呼ばれる巨大な石灰岩の柱を通りすぎると、鍾乳洞はやや狭いトンネル状の通路となります。トンネルを通りすぎると、ひらけた場所となり、左やや後方にこの石灰華の滝があります。
トンネルを抜けると正面に巌窟王(がんくつおう)と呼ばれるこれまた巨大な石筍(せきじゅん)があるので、石灰華の滝は、素通りしてしまいそうな存在でした。でも上からせまってくるようなこの岩壁には、美しい模様が岩の表面にうきでており、写真におさめられて良かったと思えるものでした。
「方解石(ほうかいせき)の結晶」?「炭酸カルシウムが過飽和」?など、この岩のできかたを調べてみるとむずかしい言葉がならんでおり、頭がパンク状態です。この岩の綺麗な模様は、ざっくりと解釈すると…炭酸カルシウムが結晶化してできたもの…のようです。