2019年1月14日に、Kindleで電子書籍『カメラ好きが作った史跡ガイド 北九州編: 北九州市のマニアックな史跡 写真スポット21か所をご紹介』を出版しました。
おおざっぱな原稿を作ったのが2018年の11月中旬。これを編集・修正・推敲を繰り返しておよそ2か月。約2万字にまで育て上げることができました。
原稿はWord(ワード)で作成
Kindleの電子書籍はKDP(キンドル・ダイレクト・パブリッシング)というサービスで出版できます。電子書籍の出版というと、かなり煩雑な手続きが必要…という噂を耳にしていたので不安でしたが、実際に出版に挑戦してみると、想像していたほど煩雑ではないことがわかりました。煩雑な手続きがあるのでは?と恐れてたもののひとつに、原稿を何を使って作ったらいいのか?という問題がありました。
Word?メモ帳?それとも何か特別なソフトを使うの?
わたしはMicrosoft(マイクロソフト)のWord(ワード)を使用して原稿を書きました。2019年1月現在ではWordで作った原稿を、複雑なファイル変換などしなくても、KDPにアップロードするだけで、Kindleで表示できるようになります。アップロードをした後、Kindleのアプリや端末でどのように表示されるのかを確認することもできます。
できるだけ写真を多く挿入した本を作りたいと思っていましたので、「写真はどういうふうに文章内に挿入したらいいの?」という不安もありました。
写真は、通常の文書内に写真を挿入するように「ツールバー」→「挿入」→「画像」から挿入したい画像を選択するだけです。このときに注意することが、画像をコピー&ペースト(貼り付け)で文書内に貼り付けてはいけないことです。これを守っていれば、後々の作業でも不具合は起きませんでした。
参考にした書籍
このように作った原稿を、本として出版するまでの手続きは、わたしはこちらの本を参考にしました。
『さるでもできるKindle電子出版: 30冊以上のKindle本を出版した筆者が、KDPアカウントの登録方法から、キンドルに最適なファイル作成まで、電子出版に必要な情報をすべて公開!』
こちらの本は70件のカスタマーレビューで、星4.5という驚異の好評価からもわかるように、これでもかというくらい、わかりやすく丁寧な出版手続きの説明がなされています。本の表紙のパワーポイントでの作り方まで教えてくれていますので、わたしはこれを参考に表紙も自分で作りました。
原稿を作る前にこの本を読むと、わたしでもKindle出版ができるかも…と勇気がむくむくと湧いてきました。実際の出版手続きでは、わからない箇所があればこちらの本を説明書代わりに手続きをおこなっていきました。
出版手続きでつまづいたこと
しかし、それでもわたしがつまづいた部分がありました。それは銀行口座を登録する箇所です。「支払い情報および銀行口座」の情報を入力する際、選べる金融機関名が以下のもののみなので困りました。
・みずほ銀行
・三菱東京UFJ銀行
・三井住友銀行
・りそな銀行
・みずほコーポレート銀行
・埼玉りそな銀行
・ジャパンネット銀行
・セブン銀行
・ソニー銀行
・楽天銀行
・新生銀行
・SMBC信託銀行
・あおぞら銀行
このなかには、わたしが口座を持っている、ゆうちょ銀行や地方銀行の名前は入っていません。ためしに、ゆうちょ銀行や、口座を持っていた地方銀行の名前を直接入力しても、以下のような表示がされます。
「現在、すべての Amazon マーケットプレイスでの売り上げに対する支払いを受け取ることができません」
こちらの画像は「電子書籍、AmazonのKindle ダイレクト・パブリッシングへの一切迷わない初期登録手順!」から引用させていただきました。
この表示がでたとき「ああ、アマゾンが指定している金融機関の口座じゃないと支払いは受け取れないのだな」と勝手に思ってしまい、楽天銀行の口座を開設しました。銀行口座の開設に約2週間かかってしまいました。楽天の口座を入力して、「さあこれで口座の登録ができる、やったー」と思ったのですが、いざ登録しようとすると同じように…
「現在、すべての Amazon マーケットプレイスでの売り上げに対する支払いを受け取ることができません」
の表示がでます。
結論を言うと、この画面の「いいえ」を選択すると銀行口座を開設することができました。詳しい解説は「電子書籍、AmazonのKindle ダイレクト・パブリッシングへの一切迷わない初期登録手順!」をご参照ください。
もしかしたら、地方銀行やゆうちょ銀行でも、この画面で「いいえ」を選択してたら口座が登録できたかもしれません。実際にたしかめていないので、この箇所は不確かです。
わたしが手間取ったところは以上の箇所です。これからはじめて出版されるかたの、ご参考になればと思います。
最後に
今回、出版した本の価格は250円で、Kindleアンリミテッド(読み放題)の対象本です。自分でいうのもなんですが粗削りな本です。もし読んでくださる方がおられたら、250円で購入するよりも、読み放題として無料で読むほうがおススメです。