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福岡県在住。各地の史跡巡りが好きで、九州北部を中心にNikon D750をメイン機として史跡を撮っています。詳しい撮影場所は各記事に座標値として載せていますので、座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで撮影場所が表示されます。参考にされてください。

斜めに積まれたレンガが美しいアーチ橋 

福岡県の城野駅小倉南区)から、大分県の日田市まで結ぶ鉄道線…現在では「日田彦山線」と名称を変えている鉄道があります。その鉄道は、昔、小倉鉄道線と呼ばれていました。

その小倉鉄道線時代の遺産として、今回ご紹介する欅坂橋梁(けやきざかきょうりょう)があります。

場所:福岡県田川郡香春町

座標値:33.686235,130.852767

 

この欅坂橋梁がある場所は北九州市小倉にある城野駅と、田川郡の後藤寺駅との間。やや後藤寺駅寄りにあります。地図でいえばこのあたり↓

この橋梁の特徴は、レンガを斜めに積む特殊な構造です。”ねじりまんぽ”と呼ばれるそうです。

 

”まんぽ”とは、トンネルを示す北陸から東北地方などの方言といわれている(参照:筑豊の近代化遺産(弦書房)P56)

 

その構造がよくわかるのは、アーチの下にもぐり、下からアーチを見上げたときです。手前から向こう側へ行くにつれて、積み上げられているレンガの模様がねじれているのがよくわかります。らせん状になっている感じです。

通常はレンガはまっすくに積まれるのですが、欅坂橋梁の場合のように、線路とその下を通る道路が直角ではなく、斜めに交差する場合にアーチ部分をねじって、レンガを積むことがあるとのこと(参照)。 

 

また、地盤の弱い箇所にトンネルや線路を通すとき、上からかかる重さを分散させる目的がある場合にも、このような構造にするそうです(参照:筑豊の近代化遺産(弦書房)P56)。

 

日本国内には約30か所”ねじりまんぽ”があると言われていますが、この欅坂橋梁のねじりまんぽは、そのなかでも最大級のアーチを持つのだそうです。

 欅坂橋梁も現役です。

橋梁の基礎部分はレンガ造りではなくて石造りです。この石造り部分も精巧に造られています。とても美しいです。

訪れた日は小雨の降る日でした。橋梁の表面が雨に濡れ、その重厚感が増しているように感じました。