日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。各地の史跡巡りが好きで、九州北部を中心にNikon D750をメイン機として史跡を撮っています。詳しい撮影場所は各記事に座標値として載せていますので、座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで撮影場所が表示されます。参考にされてください。

どうして今宮八幡宮にとぐろに巻かれた弁財天が祀られているのか? 久留米市北野町

福岡県の久留米市を訪れる前、こちらのサイト(大城南エリア;PDF)を拝見し、今宮八幡宮という神社に珍しい石仏があるとの情報を得ることができました。

↑PDFの説明によると、今宮八幡宮には菅原道真公の一族が祀られており、境内の一角に蛇のとぐろに巻かれている弁財天さまがあるいいます。

 

その弁財天さまがこちら↓

場所:福岡県久留米市北野町大城

座標値:33.332353,130.613325

 

とても奇妙な形態をしています。一見したところ”宇賀神(うがじん)”なのでは?と思いました。宇賀神は、身体が蛇で頭が人の形をしている神さまです。

 

そこで宿なし百神 (東京美術選書12 川口謙二著)のP27、宇賀神という項を参照してみました。これによると、宇賀神と弁財天はまったくの別物ではないようです。

 

宇賀神は白蛇を神として祭ったものだともいわれ、七福神のひとつ弁財天の別称であるともいわれる

さらに宇賀神の解説は続きます。

 

宇賀神の”宇”は天を意味し、虚空蔵菩薩・父・金剛界とされるそうです。また宇賀神の”賀”は地を意味し、地蔵菩薩・母・胎蔵界とされるそうです。そして宇賀神の”神”は観世音菩薩として、この三つの”宇”と”賀”と”神”を総じて弁財天であると、日蓮宗では説いているとのことです。

 

宇賀神はどんな神さまであるのか、数々の説があるようですが、それぞれの説は弁財天と結びつき、弁財天と同じ神さまであったり、弁財天と夫婦神としている説もあるそうです。

 

でも、どうしてこの今宮八幡宮に弁財天さまが祀られているのでしょう?再度、大城南エリア;PDFを読んでみました。

 

今宮八幡宮巨瀬川のすぐそばに祀られるお宮ですが、お宮から直接、この川へ下る階段があります。

この場所から、対岸にある善導寺渡し船がでていたそうです。ここは豊臣秀吉も使ったといわれる渡し場なので、この渡し場跡を「太閤渡し」と呼ぶそうです。

 

弁財天さまはもともとインドの河の神さまなので(参照)、運航の安全を願って、弁財天さまが祀られてのではないかと考えられます。

また、小さな神社についての興味深い発見ができました。