座標値:33.885609,130.8731054
【北九州の史跡探訪】(北九州史跡同好会)を読み、小倉城内の八坂神社に庚申塔があるという情報を得て、探しに行ってみることにしました。
猿田彦大神の庚申塔が二基、八坂神社本殿の右側に祀られていました。
↓大きな方の猿田彦大神庚申塔。庚申塔に向かって右側面に「文化三丙寅年五月」と刻まれています。文化三年は西暦1806年。干支は丙寅(ひのえとら)。
↓塔に向かって左側面に講中の名前が、確実に確認できるのだけでも7人刻まれていました。
そして↓小さいほうの猿田彦大神庚申塔。少し読み取りにくいですが、「文化二」の文字が確認できます。文化二年は1805年の干支は乙丑(きのとうし)。
よく刻まれた文字を読み取ると、猿田彦大神の左側に「丑四月」と刻まれているようです。「乙(きのと)」の文字は読み取れません。
どちらの庚申塔も文化年間に建立されたもののようです。
これらの庚申塔の裏側からは小倉城の堀と、県道63号線から分岐しリバーウォークの駐車場へと向かう車道が見えました。こんな街中にも庚申塔が祀られていました。