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福岡県在住。各地の史跡巡りが好きで、九州北部を中心にNikon D750をメイン機として史跡を撮っています。詳しい撮影場所は各記事に座標値として載せていますので、座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで撮影場所が表示されます。参考にされてください。

宮若市 興玉神社の庚申塔群

場所:福岡県宮若市高野

座標値:33.7262366,130.6156578

 

Google Mapで宮若市内の史跡を探していると、”興玉神社”というのが目にはいりました。興玉…ということは猿田彦大神の別名。だから、庚申塔がこの神社には祀られているだろうという予想ができました。

 

実際、行ってみると予想通り、たくさんの庚申塔が祀られていました。

合計で5基の庚申塔です。右側から順番に写真をご紹介してゆきます。

一番右側の庚申塔以外は、すべて「庚申尊天」の文字が刻まれていました。

 

ところで一番右側の庚申塔に刻まれるこの文字は何なのでしょうか?

 

「庚申搆濔座所」と刻まれているようですが、”搆濔”という文字を検索してみても、ヒットするものはありませんでした。そもそも”搆濔”という文字とは別の文字が刻まれているのかもしれません。

 

これではモヤモヤした状態なので、ためしに”座所”という意味を改めて調べてみました。そうすると、”座所”というのは”貴人などの座のある場所。御座所”とあります(参照)。

 

おそらく、”庚申神がおられる場所”という意味を表す言葉が刻まれていると予想されます。そうすると”搆濔”というのは、神さまなどを意味する文字が当てられているのかもしれません。

 

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この「庚申搆濔座所」という文字に向かって右側に「元禄十丁丑」と刻まれているようです。”丁丑”は”ひのとうし”。西暦でいうと1697年。ずいぶん古い庚申塔ということがわかります。

 

また「庚申搆濔座所」という文字に向かって左側に「正月吉日」と刻まれています。

 

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他の3基の庚申塔には明和三年(1766年)、宝暦三年(1753年)などの建立年を確認することができました。