日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。各地の史跡巡りが好きで、九州北部を中心にNikon D750をメイン機として史跡を撮っています。詳しい撮影場所は各記事に座標値として載せていますので、座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで撮影場所が表示されます。参考にされてください。

庚申塔 文字塔の種類についてメモ

猿田彦大神とか道祖神青面金剛など具体的な神格が石塔に刻まれている庚申塔と、この↓庚申塔のように「庚申神」と刻まれたものは一線を画すんですね。

猿田彦大神を刻んだ庚申塔は福岡でもよくみかけます。

でも道祖神を刻んだ庚申塔はどんな文字が刻まれているのか?庚申塔の研究 (1959年)では「道陸神」、「塞神」、そのまま直で「道祖神」と刻まれたもの…と色々紹介されています。実際の写真も掲載されていて…

…と塞神や道祖神と刻まれていますが、その下に三猿や二鳥がしっかり刻まれ、明らかにたんなる道祖神の塔ではないことがわかります。こういうのが道祖神がきざまれた庚申塔なんですね。 単に、道祖神や塞神が刻まれているのみだったら、それは庚申塔ではなく純粋な道祖神なんでしょう。

 

いっぽうで「庚申神」とか「幸神」と刻まれる庚申塔。これらは漠然とした「神様」を表しているんだそうです。文字塔が主流となっていた末期に多くて、文字塔が主流になっていたので、具体的な神様の像を刻む必要性がなくなってきたのかもしれないと、庚申塔の研究 (1959年)の著者の清水長輝氏は推察(P204)されています。