座標:33.3024210、131.1373847
平たい自然石に「猿田彦大神」と刻まれます。この庚申塔自体には、成立年月日は刻まれていません。
しかし、庚申塔の隣にある笠付の石塔には文字が刻まれています。
ほとんど文字がかすれ判読困難でしたが、↓下のような文字が刻まれているのではないかなと思います。もしかしたら間違っているかもしれません。
「奉寿進講中」「三庚辰三月」と刻まれていると思います。
「三庚辰三月」の「庚辰」は、これ自体が文政三年の意味を持つそうで、西暦1820年。頭文字の「三」は三年の三だと考えられます。
一方、「奉寿進講中」はなんとか判読したという感じで、ほんとに「進」と書かれているのか自信はないです。この文字はなんとなく、庚申塔を神様としてお祀りしましたよ、という意味を表していることが想像できます。しかしどんなに調べても、はっきりしたことはわかりませんでした。
まだまだ知らないことばかりですが、楽しい庚申塔探しを今年も続けていこうと思います。