「宿場のにぎわい」と題された祭りが、福岡県飯塚市内野という場所で、2017年11月10日(金)から11月12日(日)まで行われました。11月11日には夜、ライトアップされた大イチョウを観に行って、11月12日には昼間にイベントが行われている宿場町をぶらっと歩いてみました。
↑今回の目的だった内野の大イチョウ。紅葉している状態を見てみたいと訪れてみました。残念ながら2017年11月12日の時点では、まだほとんど黄色に色づいていませんでした。でもいっぱい葉をつけている内野の大イチョウをみるのはこれが初めて。かなり迫力がありましたよ。
12日の11時半ごろに内野に着き、車は内野小学校の近くに停めさせてもらいました。ほんとうは正式な広い駐車場が、正円寺の裏にあったようです。
「宿場のにぎわい」は、見た感じ小さなお祭りという印象。団体の方々が10数人ほど来られていましたが、その他の観光客はボチボチという感じでした。
お昼頃ということで、メイン会場近くの食堂はにぎわっていましたよ。食堂玄関口の、臨時に設置された売店では、テイクアウト商品が売られていたので、からあげ、ポテト、白玉のきなこ団子を購入。
1パック100円から200円と気軽に買える値段。なかでも、この白玉団子はおいしかったですよ。その場、手作りです。
この白玉↑、つくり置きがされてなく、20分くらい作るのにかかるということだったので、待っている間に近くの「内野宿展示館」へいってみました。
どうも祭りの期間中は無料開放されているようで、こちらも中に気軽に入ることができました。展示館のなかに、一冊100円で売られていた冊子「長崎街道 内野宿ものがたり」第1幕から第3幕。三冊とも購入。こういう郷土資料は、その土地を詳しく知るのにもってこい。だいたい売り切れると再発行されないので、あるときに購入するのが後悔しないコツだとわかってきました。
そして、無料の「別冊 内野宿ものがたり 休蔵先生の内野の歴史講義」<第1回>もつけてくれました。
販売していただいたかたの話を聞くと、「内野地区活性化協議会」のかたがたがひとつひとつ手作りで、これらの冊子を作っているそうです。
中身は、堅苦しい文体の史料という感じではなく、語り部口調で歴史が綴られています。でもやっぱり郷土史料で、なかなか内容がディープ。ぼくの頭では、理解するために何度も読んで咀嚼しないといけないようです。
ちなみに、史料を包んでくれた袋も手作りなんだそうです。凝ってますね↓
他には、「松屋」と呼ばれる、もともと宿屋だった家にも見学に入らせていただきました↓
こちらのお宅は、夜間、竹筒でつくられた「ぼんぼん飾り」が灯される場所です↓
そしてまた↓立派な生け花が土間に飾られていました。うーん癒される。
小さい子ども連れだったので、1時間半ほどで引き上げました。こういう小さな祭りは、ゴミゴミとしていなく、周りの人に気を使わなくていいので、のんびり楽しめます。