樹齢700年をこえる、クスノキに会いにいきました。場所は、福岡県の朝倉市。朝倉の町は、ほんの数回きたことがあるだけ。
数回きた印象としては、福岡県内の他の町と比較して、古い文化財や自然が、たくさん町中に残っているような感じです。庚申塔や道祖神も、車で走っていて、見かける頻度が多いように思えます。
妻と話し、あまり足をのばしていない町にも行ってみようということで、今回は朝倉市まで行くことに。ネットで、なにか目ぼしい場所はないか調べてみると、「祗園の大樟| 朝倉市」にクスノキが紹介されていました。
目的のクスノキの写真が↓こちら。
祇園社の大樟 地図:Google マップ
隣にある神社拝殿に覆いかぶさるような勢いですね。写真ではなかなか、そのダイナミックさが伝わらないのが残念です。まじかで見る幹の重量感がすごい。
データでは、樹高28.0m、胸高周囲13.7mとなっていますが、なかなか、数字ではピンときませんね。昔から、この須賀神社(昔は祇園社)の神木としてあがめられてきたそうです。
須賀神社の南西400mくらいのところに、安長寺があって、ここにも大きなクスノキがあります。
須賀神社のクスと安長寺のクスは夫婦関係にあるといわれてて、須賀神社のほうが夫なんだそうです。
ちなみに、こちら↓が安長寺の大樟(おおくす)です。個人的な印象では、安長寺のクスノキのほうが、骨太でどっしりしてて男性的でした。安長寺のクスは、樹高31.5m、胸高周囲11.4mと、須賀神社のクスよりも高く、幹周りは少し細いようですね。
天正12年(1584)に、島津軍が太宰府を攻めた際、朝倉の町も焼討ちにあったといわれています。このクスは、その焼き討ちの際、一度焼けたといわれてます。焼けた幹部分は、今では空洞になってて、その箇所には不自然に白い樹が埋め込まれています。
まだまだ、朝倉の町には、こういった天然記念物級の樹や、昔から大切にされてきた文化財なんかがあると思われます。歴史資料館なんかにいって、もっと朝倉について調べてみたいと思いました。