大分県日田市にいって伝承の残る三つの山を訪ねてみました。以前に、三つの山を訪ねてみたいと記してから、3か月ほどの月日が流れました。
日田市には日隈(ひのくま)、月隈(つきくま)、星隈(ほしくま)という3つの丘があって、総称して三隈三山と呼ばれます。それぞれ標高が100mから110mほどの小さな丘。でも、それぞれの山上には、興味深い史跡が残っていて、訪ねて楽しかったです。
三つの山のうち、写真に残せているのは二つ。日隈と星隈です。今回は星隈山をご紹介してみます。
昔、日田盆地は湖で、大ワシがこの湖で羽をひたし飛び立っていくと、湖の水が抜け干潟となりました。そして月隈、日隈、星隈の三つの丘が現れたという伝承があります。
星隈山は↓こんな感じ。平地に100mほどの小山がぽっこりもりあがっています。
実際、行ってみると↓下の写真のように急斜面をのぼっていきます。この↓急階段のすぐ下に1台だけの駐車スペースとトイレ。
階段の途中から目の前の住宅街を見おろす↓
星隈山は脇道がたくさんあったので、一度駐車場まで引き返し、トイレ横の脇道から別の参道を探してみました。目指すは山頂の星隈神社。
トイレ横の脇道だと思っていた道が、実はメインの参道?しっかりした鳥居があって、山頂まで一直線に伸びる石段があります。
青面金剛の庚申塔が階段脇に祀られてたり…
お堂も建てられてます。
こちらのお堂にも、猿田彦大神の庚申塔が祀られてます。
↓こちらが山頂の星隈神社境内。
山頂にも祠と記念碑。
山頂からは目の前を流れる花月川が見おろせます。
月隈・星隈・日隈の三山のなかでは、ちょっとマイナーな印象の星隈山。訪れる人は少ないようですが、ちゃんと手入れされている綺麗な境内でした。おそらくこの山の近くに住んでる方々が守っているんでしょうね。