場所: 大分県国東市安岐町両子1548 両子寺 大講堂
両子寺に紅葉を見に行ったとき、大講堂にも立ち寄ってみました。これまであまり気にとめていなかったのですが、大講堂には立派な仏像が祀られているのですね。講堂内には出入り自由で、せっかくなので入らせていただきました。
こちらが本尊の阿弥陀如来像。三体のうちの真ん中で、県指定の有形文化財です。木造で鎌倉時代末期から南北朝時代の作とされています。
両側の観音様は、出口翠豊師が彫られたものです。
そしてこちら↓が、四方を守護する四天王。
↓たぶん、増長天(ぞうちょうてん)です。仏像に詳しくないのでなかなか四天王の見分けがつきにくいのです。右手に矛をもっているのが特徴らしいですが、この像は左手にもっていますね。南側を守っています。
↓こちらは西側を守る広目天(こうもくてん)。筆と巻物を持つのが特徴なのですが、左手に矛のようなものを持っていますね。
↓持国天(じこくてん)。右手に剣を持っているのが特徴で、東側を守っています。ちゃんと剣を持ってますね。
↓多聞天(たもんてん)。左手は掌を上にして塔をのせ、右手に宝棒(ほうぼう)を持っています。北側を守っています。
↓こちらが本尊の後ろに配置されている「阿弥陀聖衆来迎図」。原画は高野山に蔵されていて、大分市の画家である風倉匠師が模したものです。
両子寺は境内が広いので、いつも立ち寄る場所が…
・サザエさんのオープニングでも紹介された仁王像か
・紅葉の綺麗な参道か
・入り口近くの護摩堂か
・岩にへばりつくように建てられた奥ノ院か
…に偏ってしまいがちでしたが、ここ大講堂にも見どころがありました。
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