宇佐神宮の西側にかかる呉橋(くれはし)近くに、一生に一度願いを叶えてくれるというお地蔵さまが祀られています。このお地蔵さまは、宇佐神宮境内の案内図にも載せられてないため、お地蔵様の場所への道順を載せてゆきます。
宇佐神宮には、境内の西側に呉橋という朱色に塗られた立派な橋があります。呉橋は案内板に載せられているので、まずは呉橋を目指します。
↓呉橋の位置
場所:大分県宇佐市南宇佐
座標値:33.525267,131.373240
↓宇佐神宮の境内から、呉橋方向を向くと左側に小道があるのが確認できます。
↓以下は宇佐神宮境内の景色です
↓菱形池(ひしがたいけ)
↓こちらの写真は、冒頭にご紹介した呉橋(くれはし)です。
ふだんは歩けない呉橋ですが、10年に1度の勅使祭(ちょくしさい)のときに、一般開放され、中を歩いて宇佐神宮境内へといくことができます。直近の勅使祭は、2015年の10月6日に開催されました。次回の勅使祭は2025年に開催されると考えられます。
鎌倉時代より以前からある西参道の屋根がついた神橋です。昔、呉の国の人が掛けたともいわれ、この名があります。(宇佐神宮HPより抜粋)
天皇・皇帝・王などが出す使者のことを勅使(ちょくし)と呼ぶようで、このことから勅使祭と呼ばれたのでしょう。勅使祭は、正式には臨時奉幣祭(りんじほうべいさい)と呼ばれるようです(参照)
この勅使祭は、もともと天皇により使い(勅使)が全国に点在する神社へと派遣された行事が起源なのだそうです。勅使は「勅使参向の社(ちょくしさんこうのやしろ)」と呼ばれる特別な神社へと赴き、天皇がしたためた文章や、捧げものを神前へ奉納してきました。
この特別な神社は、伊勢神宮など、全国に16か所あるそうです。そのうちのひとつが、ここ宇佐神宮なのです。
宇佐神宮では、西暦720年ごろから天皇の使いが、たびたび派遣されてきたということです。現在のように、勅使祭が10年に1度の頻度となったのは、1925年の大正14年からです。