日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

700年も人の生活を見守ってきた 田原家五重塔

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場所:大分県杵築市太田沓掛
「田原家 五重塔(たわらけごじゅうのとう)」の目の前には田園が広がります。

大きな木の枝に隠されるようにして祀られているこの五重塔。昔ここにあった沓掛城(くつかけじょう)の主、田原直平氏の供養塔です。

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↓目の前には農道が走っていますが、ほとんど通る車はありません。
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沓掛城の名残は崩れかけている石垣らしきものが山中にあるのみ。

↓右側のこんもりとした森が沓掛城があった場所です。
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1339年に建立されたこの塔からの出土品はなかったそうです。

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↓周囲には五輪塔
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田原氏は、昔この辺りを支配していた豪族なのでしょうか。いくつかのお寺も建立したと、案内板には紹介されています。

700年もの長い間、ひっそりとここに建っていたんですね。観光地化されていないけど、魅力的な場所です。

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