日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

岩窟に祀られる3mの巨像 龍岩寺(りゅうがんじ)三尊仏像

深い山中にこんな立派な仏像が祀られているんだと、強いインパクトを受けた仏様です。

場所:大分県宇佐市院内町大門290-2

龍岩寺 本堂から、このような緑豊かな境内を15分ほど進んでいくと、奥ノ院に着きます。ここに国指定の重要文化財である三尊仏像が祀られています。

↓不動明王座像

↓阿弥陀如来座像

↓薬師如来座像

↓横からの断面図です。これら三像は、大きく4つのパーツから成っているそうです。クスノキを削って、像のなかを空洞にする方法(内刳り;うちぐり)で形作られいています。

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内刳りされた本体の裏側に、板(蓋板)が貼られて、後頭部や背部がつくられました。そして、組まれた足部分は、また別の木材で彫られたようです。

祀られている場所と、その存在感にびっくりします。強く記憶に刻まれると思います。