大分県国東市国東町岩戸寺という地名のところに「三十仏(さんじゅうぶつ)」と呼ばれる仏様が祀られています。国東半島各所のお寺や神社を巡ってきましたが、ここは人目につきにくく、寂しい所にあるので、印象に焼きついている場所です。
↑杉林を突っ切るこの石段をあがるとお堂が見えてきます。このお堂に三十仏(さんじゅうぶつ)が祀られています。30という数字は、1か月を30日として1日1日ちがった仏様が国土を守ってくださるという信仰から来ているそう。
↓そしてこちらが三十仏のお堂を守るように、参道に立ちはだかる仁王像。いずれも町指定の文化財。
↓口を開けているというよりも笑っているような阿形(あぎょう)。
↓んっと口をしっかり結んでいる吽形(うんぎょう)。
↓阿形の左手には携帯電話のような金剛杵(こんごうしょ)が握られています。
↓筋骨隆々のりっぱな仁王像。
昼間でも薄暗く、不思議な雰囲気がただよう場所でした。