大分県 久住連山のひとつである「三俣山」。その山のふもとにあるタデ原湿原は別世界。「風の谷のナウシカ(原作マンガのほう)」が連想されます。まるで「『腐海』によって浄化された世界」のようです。
タデ原湿原は、くじゅう連山の北側(標高約1000m付近)に位置し、火山地形の扇状地にできた湿原です。
山岳地域に形成された中間湿原では、国内最大級の面積を持つことなどから、国際的にも重要な湿地であると認められ、2005年11月に坊ガツル湿原とともに「くじゅう坊ガツル・タデ原湿原」として、ラムサール条約に登録されました。
タデ原湿原の見どころは日本ばなれした「緑のじゅうたん」
タデ原湿原と坊ガツルは、日本でも有数の広さを誇る湿原なんだそうです。「坊ガツル」という湿原のほうは、一般の方は徒歩で行くしかないので、なかなか大変なのです。でもタデ原湿原は、駐車場から徒歩5分ほどでいけます。それに、最近新しくされた木製の遊歩道があるので、ふつうの靴でも問題なしです。
雨だからこそ緑が艶やか 湿原には雨が似合う
おととい訪れたのですが、天気は雨。またまた雨。いつも雨。最近、久住に足を運ぶと毎回のように雨なんです。↓雨がっぱを着た登山者(下山中)
でも、長者原(ちょうじゃばる)に着いたとき、一時的に晴れ間から太陽がのぞきました。その間をねらって写真を撮りにタデ原湿原へ入ってみました。雨後だからこそ葉が艶やかですね。艶やかな緑って写真でほんと綺麗に写るんですね。今の時期「ヒゴタイ(下の写真)」という花がお出迎えです。
ついさっきまで、雷も鳴っていましたが、登山されてる方がいましたね。前日から登られていて、晴れ間がでたので、ここぞと下山してこられたのでしょうか。
いつも、ここ「タデ原湿原」は、久住連山に向かって登山していく通り道でしかなかったのですが、この日はじっくりとタデ原湿原を楽しんでみました。