大分県豊後高田市で開かれた2つのイベントに行ってみました。
・高田観光盆踊り大会(2014年8月18日 高田中央公園)
・万灯会(2014年8月20日 遍照院「椿堂」)
この2つの夏まつりで写真を撮りながら、「カメラって普段の生活に潤いを与えてくれるものなんだなあ」とつくづく思いました。
カメラは ぼくを外出させてくれる「かすがい」になる
ぼくは人のたくさんいる場所に出ていくのが苦手です。基本 気が小さくて、周囲に気を遣ってドッと疲れてしまうからです。歩いてて「人にぶつからないようにしないと」とか…(笑)。美味しいものを食べたい、お酒が飲みたいなんていうこともない(お酒が飲めない)ので、疲れに行くようなものという認識でしかなかったんです。だから、こういったイベントには、「誘われたら行く」程度で、自分から進んで足を運んだことはなかったのです。
そんなぼくでも『写真を撮りに行く』という目的があれば、「よっしゃ、行ってみよう」となってしまいます。疲れることもあるけど、それ以上に楽しいことがある。そう考えると不思議とハードルがさがりますね。
「あなたは何が好きなの?」と問いかけてくれるのがカメラ
草ぼうぼうの荒れ地でも、何の変哲もない街の景色でも、撮り方しだいで「あっ、この写真好き 」と思うものが撮れることがあります。絶景ポイントじゃなくてもいいんですね。実際、カメラ雑誌の『フォトコン 2014年8月号』(日本写真企画)にも「被写体に頼るな!」という特集が組まれています。
有名だから、みんなが撮っているからという理由だけで被写体を選んではいませんか?祭り、イベント、花、イヌ、ネコ、子ども、滝、渓谷……、実は撮っているつもりで被写体そのものに撮らされてはいませんか?たとえ有名撮影地であっても自分の目で被写体を見つけられるようになれば作品力は確実にワンランクアップします。(フォトコン 2014年8月号「被写体に頼るな!」)
ぼくが写真を撮るのが好きなのは、普段の生活の中で、自分なりの「好き!」が見つけられるからです。自分なりの「好き!」を見つけるというのは、言い変えると「被写体の何を撮りたいの?」と自分に問うことなんですね。まるで「あなたは何が好きなの?」とカメラに聞かれているようですね。
「これが撮りたかったんだ 」ということが、見る側に訴えられる写真が、きっといい写真っていうんですね。ぼくもそういう写真を撮りたいけど、そんな難しいこと、なかなかできないですよね。(まだまだ、ぼくは漫然と撮っています)肩肘を張らず、ちょっとずつ「好き!を訴えられる写真 」に近づいていきたいです。
まとめ
- カメラは日常生活の中から「好き!」を見つけだすきっかけを作ってくれる
- 「好き!」を見つけだすのは自分