大分県にはたくさんの森林が残っています。生活に必要なものを、こういった森林から摂ってきたり、エネルギーとして利用したり、作物を育てたり…というふうに森林を活用していこうとするのが、「里山資本主義」なんだそうです。
その「里山資本主義」について書かれた本がこちら。
このなかで紹介されている、究極のエコストーブというのが「ロケットストーブ」というものなんです。このロケットストーブを広く活用していこうと宇佐市が立ち上がっているそうですよ。
空き家を活用した定住促進に取り組んでいる宇佐市院内町の「NPO法人院内町活性化協議会」(古賀成文会長)は、まきを活用する携行可能な調理用ストーブ「ロケットストーブ」の普及を進めている。
協議会によると、ロケットストーブはエコストーブとも呼ばれている。米国で発明され、日本に伝わった。燃焼効率が高く、少ないまきで大きな火力を生み出すのが特徴。環境面にも優れ、全国的に広まりつつあるという。ドラム缶やれんが、土などで築く暖房設備として作られたが、持ち運びが便利で調理用に使える小型版も開発された。
↑こちらのブログで紹介されていますが、自分でもロケットストーブって作れるそうなんです。
横に突き出した「たき口」でまきを燃やすと、中の煙突が温まって空気を吸い上げ上昇気流が発生。さらにたき口から空気を吸い込むことで、燃焼効率が上がる仕組みとなっている。
手軽だけど、すごくパフォーマンスがいいっていうのが、ロケットストーブなんですね。
灯油みたいな特別なものじゃなくても、その辺に落ちている木くずや落ち葉など、燃えるものならストーブの燃料になるんですね。森林がたくさん残る地域ならば、まさに燃料とりほうだいですよね。
ストーブといっても、暖をとるだけでなく、調理にも使えるんだそうですよ。
ロケットストーブでの初料理はオニオンスープだった - 春夏秋は冬を待つ季節 - Yahoo!ブログ
そもそも、「里山資本主義」という言葉はNHK広島局から発信されてものなんだそうです。これまでご先祖さまが育んできた、自然と生きるシステムを見直す。都会よりも現金収入は少ないけど、人として豊かに生きていくのに大切な資本が、今でも里山にあるんです…ということを「里山資本主義 」という言葉を使って伝えようとしたんですね。
これまで、価値がないと思われていたものに光があたってくるっていうのは、なんだかワクワクしますね。日本の地方にたくさんある資源に、スポットがあたってくるといいですね。