勉強メモ
今年、最後の記事となります。 私事ですが、現在の勤め先を退職することになりました。理由は、私に執拗に絡んでくる人から距離をおくためです。 もしかしたら、この記事を読まれている方のなかにも、過剰にマウントをとられたり、根も葉もない噂話を広めら…
遠賀川と彦山川とが合流する地点に、「遠賀川改修記念碑」と刻まれた大きな碑がたてられています。この碑が、どのような経緯で建てられたのかを調べてみると、遠賀川がどのような存在であるのかがわかってきます。 場所:福岡県直方市殿町 座標値:33.742122…
福岡県北九州市若松区小石に惣牟田(そうむた)という地区があります。惣牟田と呼ばれる地区には、周囲の町並みとは異質な景観がひろがっています。中世のころから、ほとんど変わっていないような、田園がひろがる景色です。 国土地理院地図の空中写真で、集…
九州北部の庚申塔には、猿田彦大神の銘がきざまれたものが多数あります。庚申塔のほとんどが猿田彦の文字塔だといってもよいくらいです。どうして、九州北部には猿田彦大神の文字塔が多いのか、その理由をゆっくりと調べています。 調査の一環として、猿田彦…
今回の記事は、『サルタヒコ考―猿田彦信仰の展開(飯田道夫著)』の内容をまとめたものです。庚申塔の祭神として、よくまつられている猿田彦大神という神さまが、どんな特徴をもっているのか?の勉強メモです。 道祖神のひとつである猿田彦大神 民間信仰の神…
今回の記事は、書籍『庚申信仰(小花波平六著)』P.214-217の内容をまとめたものです。九州における猿田彦大神を主尊とする庚申塔についての説明です。自分自身の頭の整理のために、書籍の内容を、九州各地ごとに編成して記しています。 猿田彦大神塔が比較…
土公神(どこうじん)と刻まれた石塔を、大分県国東市国見町竹田津で2020年にみつけることができました。この神様がなんなのか?以前、記事にしていました(参照:生活の中心の神様が道ばたに祀られていた) 場所:大分県国東市国見町竹田津 座標値:33.6658…
Amazon Alexa(アマゾン アレクサ)が、電子書籍であるAmazon Kindle(アマゾン キンドル)を読み上げてくれる機能があることに気づいて、数か月、このアレクサを使い続けてきました。あらためて、アレクサの機能が便利だと感じるので、記しておきます。 Ama…
コツコツと作成していっているGoogle マイマップの『福岡県の庚申塔』が、やっと登録数100個に達しました。数年かけてのやっと100個なので、だいぶペースは遅いように感じます。ブログに記事は書いているものの、このマイマップに登録していない庚申塔もある…
六ヶ岳(福岡県鞍手郡・宮若:338.9m)からは朝霧にしずむ街がよくみられます。 遠賀川、犬鳴川、彦山川など複数の川からしょうじる湿気が朝霧をつくっているのではないかと考えられます。遠賀川流域の朝霧は、晩秋~初春(はつはる)にかけて発生しやすいと…
北九州市若松区に蜑住(あまずみ)という地区があります。地図をみると蜑住の北側2.2㎞には響灘(ひびきなだ)がひろがり、さらに南東約5㎞には洞海湾(どうかいわん)という湾があります。そして蜑住の南西約3㎞には遠賀川がながれています。 ずっと以前は…
2020年現在、福岡県北九州市には7つの区があります。門司区、若松区、戸畑区、小倉北区、小倉南区、八幡東区、八幡西区です。これら7つの区は、1963年(昭和38年)まで存在していた門司市、小倉市、若松市、八幡市、戸畑市という5つの市が合併したことにより…
100円ショップで売っている、こちらの透明なマグネットとレジンをつかって、オリジナルのマグネットをつくってみました。 マグネットの表面に、うすくレジン液を塗布し、その上からいろいろな装飾品をくっつけていきます。 レジン液を塗る→装飾品をつける→UV…
UVレジンで、また、キーホルダーをつくってみました。こんどは、朝露にぬれる葉の写真をメイン素材として使いました。 写真を百均で売られている型のサイズに合わせて切り取ります。写真を型にはめ込み、それをレジンで固め、ラメなどで装飾しました。 写真…
昨日ご紹介した「庚申塔のキーホルダー」にひきつづき、2個目の、すべてオリジナルのキーホルダーをつくってみました。時計型の枠に、歯車の部品を配置し、レジンを流して固めました。 それだけではさびしかったので、青色のラメをちりばめ、さらにその上に…
大分県の国東半島には魅力的な庚申塔がたくさんあります。でも自分が「あったらいいな」とおもうグッズがなかなかありませんので、自分でつくってみました。子どもといっしょにつくった庚申塔のキーホルダーです。 UVを照射することで固めることができるUVレ…
国東半島の東部には、古代、瀬戸内と福岡を結ぶ海上交通の要所がありました。国東津とよばれ、坂門津(大分市)・草野津(福岡県行橋市)とならんで主要な港湾でした。↓下の図は国土交通省のHPで公開されている史料で、平安時代における瀬戸内航路をしめした…
大分県の国東(くにさき)半島では夏季、降水量がすくなく、さらに、半島では急こう配の河川がおおいこともあり水の確保が困難となっています。河川が急こう配であると、河川流域にじゅうぶんな水を供給しにくいのですね。 そんな国東半島を地形図でながめて…
福岡県遠賀郡水巻町に頃末(コロスエ)という珍しい地名がついた地域があります。頃末は、福岡県の一級河川である遠賀川(おんががわ)のすぐちかくにあります。 場所:福岡県遠賀郡水巻町頃末 Google mapの航空写真で頃末ふきんを俯瞰してみます↓ ↑頃末とい…
国東半島の石造美術 (酒井冨蔵著)の目次では、国東半島の石造美術が以下のように分類されています。 ・国東塔 ・板碑(いたび) ・富貴寺笠塔婆 ・宝篋印塔 ・五輪塔 ・宝塔 ・層塔 ・石塔 ・無縫塔 ・供養塔 ・庚申塔 ・石憧 ・石殿 ・石仏 ・石室・石仏龕 …
・宇佐八幡文化・天台宗・修験道・石清水八幡文化 これら4つの文化と、もともとあった国東半島の文化が融合して国東文化がうまれました(参照:国東半島の石造美術 (酒井冨蔵著)P5)。4つの文化が簡略化され、そして、国東独特の新しさが加えられたと想像さ…
国東半島の石造美術(酒井冨蔵著)P2-5を読んでいると、大分県の国東半島(くにさきはんとう)では、かなり古い時代からヒトの文化がはじまっていたことが紹介されています。 ではいつぐらいから文化ははじまっていたのでしょう。国東半島各所に残る遺跡から…
温かい日がつづいていたのに急に寒くなったり、逆に寒い日がつづいていたのに初夏のような気温になって、また急に寒くなって霜がおりたり…と自然環境の変化は激しく、自然のなかで生きている植物にとっても厳しい面もあります。 雑草は抜いても抜いても、す…
道ばたや空き地に生えている草と、山野に生えている草には違いがあるのでしょうか?「雑草」という呼び名と「野草」という呼び名にはなにか違いがあるのでしょうか? 結論からいうと… ・人の手が一定期間ごとに入る土地で生えるのが雑草 ・人の手がくわわっ…
植物をカメラで撮ってブログにアップしていると、自然とその植物のことをしらべることが多くなります。Wikipediaでは植物の分類を掲載してくれているので、よく利用します。たとえば、道ばたなど日本全国に生えているこの↓「コヌカグサ」という雑草であれば……
JR山陽本線で、門司駅から下関駅へと向かう電車内の電気が一度消え、数秒後にふたたび電気がつくという現象が起きる…という記事をご紹介しました(参照:【JR 山陽本線】どうして関門トンネルに入るまえ車内の電気が消える?) この記事を書くために、本州と…
『山の神さま・仏さま(ヤマケイ新書)』のKindle位置番号411/2592に、「紅葉狩り」についての名前の由来が紹介されていました。以前から、どうして山々の紅葉の美しさを楽しむことを「狩り」と表現するのか気になっていました。 同書によると、大きくふたつの…
超高齢化社会に向けて、2014年4月の診療報酬改定で「地域包括ケア病棟(病床)」と呼ばれる病棟が新設されました。どんな目的で、この病棟が新設されたのか?地域包括ケア病棟の一般的な説明は、以下のようになります。 急性期治療を終了し、直ぐに在宅や施…
わたしのこれまでの人生で、蒸し器を使って蒸し料理を作るということは、記憶に残る限りでは...かすかに「あったかな」という程度。蒸し器を使って料理するなんて、なんだか面倒くさそうだなと思ってしまい、めったにやることはありませんでした。 つい最近Y…
身近なかたで下血(げけつ)により、入院されたかたがいました。下血の症状が確認されていたにもかかわらず、下血に対する知識がなく、病気をみのがしてしまったので、勉強メモとしてまとめてみます。下血とはなんなのか?今後、どんなことに注意をしてサポ…