日々の”楽しい”をみつけるブログ

福岡県在住。九州北部を中心に史跡を巡っています。巡った場所は、各記事に座標値として載せています。座標値をGoogle MapやWEB版地理院地図の検索窓にコピペして検索すると、ピンポイントで場所が表示されます。参考にされてください。

夕陽をうけるガーベラの花弁

ガーベラ。以前、花屋さんで買ってきたガーベラが美しく花を咲かせていました。日本での花期は4月~9月ごろなのだそうです参照。冬など地上部が花にとって厳しい気候の場合は、地上部は枯れてしまい、根っこ部分だけが生き残る宿根草という種類に分類されるそうです。

 

植物界
被子植物
真正双子葉類
キク類
キキョウ類
キク目
キク科
ムティシア亜科
ムティシア連
ガーベラ属

ガーベラ

ガーベラ

ピンク色のガーベラの花言葉に「崇高美」があります。その花言葉どおり、つややかな花弁に気高さがただよいます。花弁が水でぬれていることもありますが、それを抜きにしても、花びらに少し光沢があるように感じます。その光沢が花の美しさにみがきをかけているようです。

夕暮れの光をうけるガーベラの花弁

夕暮れの光をうけるガーベラの花弁

上の写真だと、夕陽が右側に位置するよう花の向きをかえました。右側から淡い陽がさし、花弁が淡い光をうけられ、その光がカメラに反射するように位置調整をすると、花弁のみずみずしさがよく感じられました。

 

熊本県 天草の旅でいちばん印象にのこったもの 熊本県天草市

熊本県の天草地方を旅したとき、いちばん印象にのこったのは海の美しさでした。沖縄でみたことがあるような、青くすきとおった海です。

富岡海水浴場 天草の海

富岡海水浴場

場所:熊本県天草郡苓北町富岡

座標値:32.521550,130.029468

 

ハイヤ大橋ふきんの海 熊本県天草

ハイヤ大橋ふきんの海

場所:熊本県天草市牛深町

座標値:32.193445,130.027134

 

烏帽子坑跡ふきんの海 熊本県天草市牛深

烏帽子坑跡ふきんの海

場所:熊本県天草市牛深町 下須島

座標値:32.168775,130.017886

 

〒863-2801 熊本県天草市天草町大江 西平椿公園からの夕日

西平椿公園からの夕日

場所:熊本県天草市天草町大江

座標値:32.347040,129.979797

 

海岸をあるいていても海外からの漂着物(ゴミ)をみかけることがあまりありませんでした。その理由はよくわかりませんが、天草が九州の西側に位置し、長崎のでっぱりや五島列島でガードされて、地形的に外海からまもられた形になっているからなのでしょう。周囲の半島や島にガードされて、天草にまで漂流物がながれてこないことと、天草自体が自然豊富な場所なので、こんなに綺麗な海が保たれているのかもしれません。

牛深ハイヤ大橋

牛深ハイヤ大橋

場所:熊本県天草市牛深町 下須島

座標値:32.189874,130.029264

春の砂浜でみられるハマダイコンの花 熊本県天草郡苓北町富岡 

熊本県の天草郡苓北(れいほく)町にある富岡海水浴場。この海辺をあるいていると、たくさん下の写真のような蒼い小さな花をたくさんみることができました(2020年3月21日時点)。Google グラスで検索してみると、この花は「ハマダイコン」だということがわかりました。

ハマダイコン 熊本県天草郡苓北町富岡

ハマダイコン

場所:熊本県天草郡苓北町富岡

座標値:32.521614,130.028981

 

”ダイコン”という名がつくので食べられそうですが、実際に食すとカラくてあまり食べられるものではないようです参照。ハマダイコン全体をみてみるとなんだか蒼いアブラナ(菜の花)のようにみえます。

蒼いアブラナのようにみえるハマダイコン

蒼いアブラナのようにみえるハマダイコン

そのみた目どおり、アブラナの仲間のようですね。ダイコン自体がアブラナの仲間だとは知りませんでした参照

 

真正双子葉類

バラ属

アブラナ目

アブラナ科

ダイコン属

 

3月の中頃から6月のおわりまでが花期で、日本全国の海岸の砂地にはえています。全国でふつうにみられるようなので、熊本の天草だけでなく、北九州の浜辺でもさがすとみつかるかもしれません。

港ちかくの公園に咲くガザニア 熊本県天草市牛深町 下須島

熊本県天草市の下須島という場所をさんぽしていたときにみつけた、おそらく「ガザニア」。くっきりとしたオレンジ色が目をひきます。

ガザニア 〒863-1901 熊本県天草市牛深町 下須島

ガザニア

場所:熊本県天草市牛深町 下須島

座標値:32.190105,130.029565

 

この花が咲いているのは港の一画にある小さな公園です。すぐ目の前には牛深ハイア大橋が、青い海の上にかかっています。

Wikipediaを参照するとガザニアは日本の寒冷地でも、温かい地域でも咲く花のようです。熊本県の天草地域は比較的あたたかい気候のようでWikipediaの情報から推測すると、ガザニアの成育に適さない時期…おそらく夏の暑い時期…に、地上部が枯れてしまうのかもしれません。そして春など快適な時期に、このようにきれいな花をさかせると考えられます。

 

被子植物門
双子葉植物綱
キク亜綱
キク目
キク科
タンポポ亜科
ガザニア属

 

ガザニア 〒863-1901 熊本県天草市牛深町 下須島

背のひくい花なので地面すれすれから花を見上げ、青空をバックに写真をとると黄色がはえます。

 

ガザニアはキク科なので、タンポポやキク、ヒマワリとおなじように、小さな花がたくさん集まり、さらにそれが一個の花に見える『頭状花序(とうじょうかじょ)』となっていると考えられます参照

ガザニア 〒863-1901 熊本県天草市牛深町 下須島

淡島神社参道入口ちかくの庚申塔 福岡県北九州市門司区奥田

北九州都市高速4号線を、小倉から下関(しものせき)方面へ走っていると、「門司区奥田(座標値:33.913752,130.960401)」地点で、右手側に大きな神社をめにすることができます。淡島神社です。

 

この神社はいぜんから気になっており、一度いってみたいと思っていました。そして淡島神社へいったときに、たまたま見つけたのが、今回ご紹介する庚申塔です。庚申塔は県道262号線沿いにまつられており、庚申塔ちかくには「淡島神社前」のバス停があります。↓下の写真では庚申塔の左奥にバス停がみえています。

淡島神社ちかくの庚申塔 猿田彦大神 福岡県北九州市門司区奥田

場所:福岡県北九州市門司区奥田

座標値:33.914585,130.962152

 

庚申塔には「猿田彦太神」とシンプルに文字のみが刻まれています。大神の「大」は「太」です。

福岡県北九州市門司区奥田 淡島神社ちかくの庚申塔

庚申塔にむかって右側面には「天保五年九月」と刻まれています。天保五年は西暦1834年です。

福岡県北九州市門司区奥田 淡島神社ちかくの庚申塔

天保という元号は時代のながれからすると、どのあたりの時代なのでしょう。明治元年からさかのぼって天保五年は何年前なのかしらべてみました。明治元年は1868年、天保五年は1834年。34年の差なのですね。

 

”天保”と聞くと、なんだか大むかしの感じがしますが、近代化がはじまった明治時代から数えるとわずか34年前のものだということがわかりました。具体的に数字でくらべてみると”感覚”のズレが修正されておもしろいですね。

海の上にうかぶ不思議なトンネル 熊本県天草市牛深町

熊本県天草市の牛深町には、海の上に、海にむかって穴が掘られているという不思議な風景の、レンガ造りトンネルがあります。

烏帽子坑 熊本県天草市牛深

場所:熊本県天草市牛深町

座標値:32.167425,130.015101

 

この写真を撮ったのは、熊本県天草市牛深町の「水ヶ浦」という岬にある駐車場です。この駐車場は、上の写真の海上トンネルをみることができる展望台となっています。

 

駐車場の座標値:32.168793,130.017978

 

駐車場には4台ほど車が停められます。駐車場に車を停め、展望台からみた景色がこちらの写真です↓

熊本県天草市牛深町 展望台から烏帽子坑をながめる

水ヶ浦岬からの眺め

海の上に小さな島が点在し、美しい風景です。この小さな島々のひとつに「烏帽子瀬(えぼうす)」があります。烏帽子瀬に冒頭で写真であげたトンネルが設置されています。このトンネルは炭坑の跡で、とてもめずらしい海底炭田から石炭をほりだすためにつくられた斜坑(しゃこう)の跡です。

烏帽子坑 熊本県天草市牛深

烏帽子坑


烏帽子瀬で掘られてたために、この炭坑は烏帽子坑と呼ばれていました。烏帽子坑では「キラ炭」とよばれる、炭化度がたかくて火力がとても強い、良質な石炭がとれました。そのため、この石炭は軍艦に使用するためにほりだされており、海軍からも石炭産出のための援助がだされていたそうです参照

陸地から烏帽子坑までの距離 熊本県天草市牛深町

烏帽子坑は陸地から約170mもの沖合にあります。岩礁に赤レンガの坑口が海上にみえます。この坑口の赤レンガは、赤土と松ヤニをまぜて接着したとされます参照

 

しかし、ごらんのとおり海の中にある炭坑なので湧水(ゆうすい)がおおくて、4~5年しか営業ができなかったといいます烏帽子坑の沖側にたてられているレンガ造りの壁は防波堤であり、この防波堤のおかげで、明治30年頃の炭坑創業から140年もたったいまでも坑口が比較的よい状態でのこっているのでしょう。

 

私が烏帽子坑にいった日は単焦点レンズしかもっていっていなかったので、残念な思いをしました。烏帽子坑の坑口跡までは近づくことはできないので、カメラで撮影する場合は望遠レンズをもっていくとよかったです。

山口県道260号線沿いの庚申塔 山口県下関市菊川町 吉賀

以前、山口県下関市へいった際、県道260号線沿いに庚申塔がまつられているのをみつけることができました。

 

場所:山口県下関市菊川町(大字)吉賀

座標値:34.123117,131.009852

口県下関市菊川町(大字)吉賀の庚申塔

説明板(?)とともに庚申塔はまつられていた

山口県でまつられる庚申塔はとてもシンプルな形状で、「庚申」とか「庚申塔」と刻まれた文字塔がメインのようです。そして庚申塔には今回の写真のような巨大なしめ縄がかけられていることが多いようです。

庚申塔についての説明板?

庚申塔についての説明板?

今回みつけた庚申塔は、田園がひろがるのどかな農村地域に祀られていました。畑の一画にちょっとした広場があり、庚申塔はそこにあります。庚申塔自体には建立年月などの銘はきざまれていませんでした。しかし、庚申塔の右隣りにある石塔(上の写真)にはなにやらたくさんの文字が刻まれており、庚申塔についての説明板なのではないかという想像がわいてきます。

 

文字のほとんどがみえづらくなっていますが、部分部分に読める文字があります。そのなかに「明治十三年四月廿一日」という文字がみえます。明治十三年は西暦1880年。もしこれが庚申塔の建立年月をあらわすものならば、「1880年4月21日」に庚申塔がたてられたものと予想されます。